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2008年2月

2008年2月26日 (火)

ポスターセッションは大にぎわい

 5,6限に、先日来準備してきたポスターセッションを実施した。各班の持ち時間は10分。5~8分で発表を行い、質疑応答を受ける。6会場に分かれて、各8コマの発表を行った。班は、全部で22班あるので、どの班も2回ずつ同じ話をする。

Img_0432_2

 事前にかなり宣伝してあったので、保護者の皆さんにも、多数参加いただいた。また、6年生が、どこか一コマだけを聴衆となって参加し、積極的に質問したり発言したりしてくれた。

 2年生は5限の時間帯に、来年度から始まる総合的な学習の様子を見るために、ワークシートをもって聞きに来た。4年生も、時間帯を決めて、聞きに来てくれた。

Img_0412

 班によっては、30人を超える聴衆がいたところもあって、発表する子供たちは大変緊張した様子だった。できるだけ質問するようにと事前指導してあったが、この状況では、自分の話をするので精一杯だろうし、実はもともと、しっかり話すことができれば、それで成果は十分だと考えていた。

 ほとんどの子供たちは、自分の話す内容をしっかり覚え、正面を見据えて話をしていた。1回目の発表は緊張でガチガチだったが、2回目の発表では緊張がかなりほぐれ、余裕のある発表がいくつも見られた。

 学年が上がって、再びこのような活動を行うことがあっても、子供たちはためらいなく取り組めることだろう。今回の取り組みを含め、3年生段階における情報教育の初期指導は、まずまず成功を収めたと思う。

 また、たくさんの学年の子供たちや先生方に見ていただけたことも、大きな成果だと思う。

 

 学校のWebページに鵜飼Tが記事をアップしているのでリンクしておく。

 3年生のココがすばらしい!発表会

2008年2月25日 (月)

校内研で総合の取り組み発表

 放課後は、校内研。今年度の取り組みを共通理解し合う研修の3回目。最終回の今回は、生活科、総合的な学習の成果発表。

 育てたい子供の力を明確に考えた実践は、聞いていても、内容や教師の手だてがよく分かる。

 3年生の実践は、自分が担当。総花的になってしまったが、取り組みの意図は伝わっただろうか。

 作成したWebを紹介できなかったのが心残り。自分たちがよく見知っているから、皆さんも分かっていると思いこんでいたが、きっとまだ見てない方もいることだろう。そこから、話を始めればよかったと反省。

 

 校内研で使ったプレゼンを、自分のWebページ「総合的な学習の時間と情報教育」に公開した。関心のある方は、ご覧ください。

http://sasatto.net/kensyukai/2007yamachu/2008sougou_matome.pdf

(※PDFで6MBほどあるので、ご注意。)

ポスターセッションのための班活動6

 発表を明日に控えてリハーサル。10分の練習時間の後、1班ずつ順番に発表を行った。残りの班は、それを聞いて評価し、アドバイスを送る。

 同じ地域を探検してきてまとめているので、内容がよく分かる。子供たち同士見合うと、評価はシビアだが、その分具体的ですぐに活かせる内容ばかり。互見の後の残った時間で再び練習。

 同じ教室でまとめていた班は、本番では、同じ時間帯に発表を行うので、聞き合うことができない。そういう点でも、リハで聞き合うことができたのはよかった。

2008年2月24日 (日)

マイタウンマップコンクールで産経新聞社賞

 マイタウンマップコンクールの公式発表があった。山室中部小の3年生は「山室中部のココがすばらしい」という作品でエントリーしていた。

 山室中部小としては初応募だったが、見事「産経新聞社賞」に入賞。

 子供たちや学年の先生方共々、一生懸命実践に取り組んだ甲斐があった。

 

 総理大臣賞は、3年間に渡ってコウノトリの観察を続けた記録をまとめたページだった。実践自体がとてもドラマチックだし、コウノトリにかける思いが伝わってくるすばらしいページだった。年々クオリティがあがっていくなぁ。

 

 diamond「山室中部のココがすばらしい」は、こちらから。

 diamondマイタウンマップコンクールのWebサイトはこちら。

2008年2月21日 (木)

図書室用PCの設定作業4

 今日は、2台を設定。SP4へのバージョンアップ、DirectX、WMP9、Adobe Reader8のインストールに作業を限定。それでも、十分動作しそうな気配。昨日の半分の時間で済んだ。これで、6台。

 電源コードが来たので、図書室の配線を依頼。実物投影機の電源が入らない不具合があり、北沢さん@ELMOが来校。不都合が生じないようにと言うことで、修理が終わるまでデモ機を借りることになった。感謝。

 各学級に配置されている機器の確認。機器の導入元が多岐に渡っているため、それを把握することが目的だが、担任の先生方にもその判読は難しい様子。結局全部見て回らなければならないかも。

 

ポスターセッションのための班活動5

 ポスターの完成を目指し、今日は2校時の設定。同時にプロローグとエピローグの原稿完成とチェック。どちらもようやく完成を見た。ポスターは、良く工夫されていて、随所に子供たちのこだわりが感じられる。

 制作の様子を見ていると、目的意識と見通しをもって取り組んでいる子供、気持ちはあるけど行動になかなか取りかかれず、周辺でうろうろしている子供など、だいたいの傾向が出てきている。

 明日は、原稿をもとに発表練習の取りかかる。

2008年2月20日 (水)

図書室用PCの設定作業3

 今日も放課後を利用。3台まとめて設定してみた。いろいろなことを聞いてくるので、「はい」とか「インストール」とか、こまめにクリックしなければならなくて、結構面倒(笑)。

 作業は単純だと分かってきたが、物理的に結構時間がかかる。しかも、設定終了後、子供たちの使うIDでログインすると、「INFエラー」などと表示が出てきてがっかり。動作に異常はないようなので、とりあえずそのまま強引に使うことにする。

 これで、コンピュータ室に入った機械は、4台になった。

ポスターセッションのための班活動4

 ポスター添付のための写真の確認と印刷。全6班分が終了。ポスターの設計図は完成。2つの班は、ポスターの制作にも取りかかる。


 設計図の段階では、3色の色上質紙を短冊状に切って渡した。1枚だけ渡した一番大きな黄色の短冊には発表タイトルを、細長いピンク色の短冊には小見出しを書くよう指導。水色の長方形の短冊は写真の代用だ。

 それらをA3の紙の上に配置し、レイアウトがだいたい決まったところで、のり付けして完成。 


ポスターに入る段階では、文字の大きさ、写真位置と見出し位置を確認してから制作に取りかかるよう指導した。

 地域ごとにクラスに集結し、それぞれのクラスの担任がその地域の指導を行っている。クラスによって、表現の仕方に傾向が出てくるのが面白いと思った。

 

2008年2月19日 (火)

図書室用PCの設定作業2

 先週、何人かに協力いただいて、図書室用PCの設定を行ったが、かなり大幅な更新を行う必要があり、そのためのOSやソフトウエアの理解や更新の技能が必要だと判明。時間もかかることなので、自力でできるところは隙間時間を見つけて行うことに。

 今日の放課後は、先週IEとUSB無線LANドライバを入れたクライアントの設定が完了するのにどのくらいかかりそうか試してみた。

 Adobe Readerのインストールのためには、Win2000のサービスパックへの更新は必須。SP4にバージョンアップし、重要な更新をインストールして、DirectX、WMP9、Adobe Reader 8、を入れると、膨大な時間がかかった。しかし、待ち時間も長いため、複数台同時に行うことは可能。

 設定終了したクライアントは、とりあえず、図書室へ。

 

 図書室の机配置から必要な電源コンセントの長さの割り出し。用務の山崎さんと配線の打ち合わせ。

ポスターセッションための班活動3

 ポスターセッションの準備は、今週中に目処を立てたい。今日は、発表準備の3時間目。

 今日で、ポスターの設計図、発表の班全体のプロローグ・エピローグ原稿を完成に持ち込むのが目的。途中から、班を順番に読んで、必要な写真を確認し、印刷。サーバの共有ホルダから選択し、vixで印刷した。

 それに結構時間をとられ、設計図の方があらかた完成したのは、一班のみ。次回はポスターの制作に入れればよいのだが。

 

 こういう情報発信的な活動を行うのは、3年生にとっては初めての体験だけに、活動の全体像がなかなか見えず、苦労している様子が見える。そういうときに、大きく写した情報テキストの写真や、過去のポスターセッションで使った作品の事例紹介は、イメージ化に役立っている。

 最初は、だれでも多少時間がかかるが、個々でしっかり体験しておくことで、学年が上がってからの情報発信の活動準備には、時間がかからなくなることだろう。

2008年2月17日 (日)

基礎基本を大切にした教科指導の実践報告1

 15:20~、校内研。基礎基本を大切にした教科指導の実践報告の1回目。今日は、特別支援&下学年。

 いずれの発表も、目指す子供の姿と、それを実現するための教師の支援を明確にしようとしていた。次の実践に活かせる内容がいくつもあった。


 図工では、構想の段階でしっかり手だてを打って、一人一人の作りたいものを明確にすることが、結果として、制作にかける時間の密度が濃くなるし、作品の質を向上させる、という上野Tのお話に共感。

 これは、図工に限らず、総合でも教科でも同じ。最初の段階で課題意識が明確になれば、自ずと子供たちが考えるゴールも高くなる。


 鵜飼Tは、国語科の実践を通して、説明文の単元の指導の連続性が効果を上げることを、具体的事例を挙げて報告。

 はじめ・中・終わりに分ける、単元が変わっても同じ手法で指導するなど、子供たちが国語科の学び方の基礎基本を身に付けるための手だてが、具体的に示されていた。

 子供たちが国語で身に付けた学び方は、そのまま他教科、総合で説明文を書く際に活かせることを考えると、「いつでもどこでも共通させる」という、連続性を意識した指導は、トータルで子供の力を伸ばしていくことだろう。

学習参観で総合の班活動・学年懇談会

 日曜日だが、本日は学習参観。自分の学年は、総合的な学習の時間を参観していただいた。

 「山室中部のすばらしい」を調べた方面別で、学年を解体したグループごとにポスターセッションの準備をしているところを参観してもらう。

 子供たちにとっては、ポスターセッションは初めての経験。方法や手順は指導しなければ、進められない。今日は、配ったワークシートを大きく提示しながら、ポスターのレイアウト構想の手順、発表原稿のうちの全体に関わるオープニングとエンディングの位置づけについて説明し、班毎の作業に入った。ワークシート配付や説明・質疑に10分程度。残りの時間で作業。

 最後に悩んでいることについて話し合い。オープニング・エンディングの原稿の具体的な内容に悩む班に対して、学校創立記念集会の発表原稿を参考にすると良い、という意見が出た。

 前の学習を活かそうとする態度が出てきたのがうれしかった。


 3限の時間帯、子供たちは、体育館で集会。その間、担任は、保護者の皆さんと学年懇談会を行った。

 3年生のこれまでの歩み、総合的な学習の時間の歩み、4年生になったら、学年会計についてといった内容でお話をした。自分の担当は、総合的な学習の報告。スライドを使いながら、総合的な学習というのは、何を学ぶことを目的としたものか、その目的のためにどのような実践を進めてきたのかを説明。

 2学期の取り組みについては、ときどき笑いも出て、和やかな雰囲気で話を進めることができた。学校創立記念集会での発表の様子をビデオで視聴した。学年懇談会に参加された方には、少しは得した気分になっていただけただろうか。

 最後に、26日の発表会の宣伝。こちらも、少しでも多くの方に参観していただけるとありがたいと思う。

 山室中部のココがすばらしい発表会は、26日(火)5・6限を予定している。

2008年2月16日 (土)

力を伸ばす人は継続できる人

 午前中は、勉強会。「教師という仕事と授業技術(那須正裕)」を読む。受け取るポイントが、自分と同じ人と違う人がいることが印象的だった。力を伸ばす人は、継続できる人。息切れせずに継続できるのはすごいことだ。

 午後は、VHS。会場は、近未来空間。でも、数年後には、廉価な形で身の回りに入り込むだろう。

 最終便で帰富。無事着陸できてよかった。

2008年2月15日 (金)

全放連学力向上プロジェクト成果発表会

 3便で東京。そのまま、ホテルにチェックインして、ポスターの制作。一太郎のポスター印刷機能で印刷してきたポスターを貼り合わせた。

 3便だと集合時刻には早いが、4便だと間に合わない。富山-羽田便は微妙な時間設定だ。


 17:45、NHK入り。18:30より、全放連学力向上プロジェクト成果発表会。竹下さん@全放連よりプロジェクト全体の研究概要報告の後、ポスターセッションがあった。全放連関係者を中心に、NHKの学校放送番組ディレクター、教育学部の大学生など、多彩な参加者の中で、セッションは進んだ。

Img_0247 自分が所属しているのは、文部科学省より委託されている「先導的教育情報化推進プログラム」プロジェクトであるが、学校放送を利用しているつながりで、今回の参加となった。

 全放連の会の進め方がよく飲み込めていなかったことと、学力向上という視点よりも学校放送の普及にウェイトが置かれているところで、自分の発表でいいのかととまどうところがあった。

 しかし、こういう他流試合のような場で発表するのはとても刺激的。全放連の皆さんの、学校放送にかける思いも強く伝わってきた。

 木原先生の講評を受けて、21:00解散。


 NHKから渋谷センター街に抜ける細い路地には、けっこう気になる店がある。これまでは、日曜日の出張が多く、店が開いている時間に通ることはなかった。今回は、夕食もかねて寄り道。スタイリッシュな店も多いが、まぁ、おじさん(=自分)一人なので、渋めの店をチョイス。

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 親爺さんが一人で切り盛りする串焼き屋。注文を受けてから串に刺して、炭火でさっと焼く。身のこなしもきびきびして粋だ。味噌仕立てのモツ煮込みが最高だった。

2008年2月14日 (木)

NHKでのポスターセッションの準備

 図書室用無線LANの設定作業の後、明日のNHKでの「『放送学習』による学力向上プロジェクト委員会成果報告会」のための資料作成。ポスターセッションがあるため、先日来プロジェクト会議に提出した資料やプレゼンをもとに、ポスターを作成。一太郎でB4サイズの原稿を作り、ポスター印刷機能で拡大印刷した。こんなのでいいのか不安。think

 MTMの書類をFAXで提出。学齢簿のチェック。

 外は、夕べからずっと雪。明日は飛行機は飛ぶだろうか?

図書室用PCの無線LAN設定作業

 放課後、何人かの先生方に、手伝っていただいて、図書室用の無線LAN設定。危惧していたとおり、作業が多岐に渡って大変だったが、一人で行うよりははるかに進展。

 図書室での活用を考えると、PDFの読み込みや、動画の参照ができるようになっていなければ、実用的ではない。デフォルトでは、Adobe Readerのバージョンは4,Media Playerのバージョンは6。バージョンアップは必須作業だ。

 結局は、個々の機械の動作確認が必要なようで、地道に行うしかないかも。

ポスターセッションための班活動1

 今日から、ポスターセッションのための班活動がスタート。方面別、対象別に発表を行うため、学級をバラバラにして班編制を行った。各班には5~7名。学年全体で、22班の編制だ。

 学級に班を割り当てて、各学級に集合。(自分は流杉の5班+中川原の1班を担当。)それぞれで、情報テキストの写真を使いながら、ポスターセッションとはどのようなスタイルの発表なのかを説明。昔々、蜷川で初めてポスターセッションを行ったときのポスターが残っていたので、それを見本として提示した。

 班のタイトルと、役割分担の決定。班で伝えたいことを話し合っているあたりで時間切れ。明日、もう1時間とって、内容の確認を行う。

 日曜日の学習参観では、ポスター担当はレイアウトの構成を、原稿担当はプロローグとエピローグの原稿を考えるあたりを参観いただく予定。

 本日のワークシートをダウンロード 

2008年2月13日 (水)

図書室用ノートPCの設定準備

 先生方で、図書室に導入するコンピュータのUSB無線LANアダプタ設定作業を行うために、事前に1台試してみた。

 リース期間の終了したノートPCを残してもらったのだが、OSはWindows2000。以下の作業が必要だった。

(1)IEを6へバージョンアップ

(2)Windows2000をSP4へバージョンアップ

(3)ドライバのインストール。エアステーションのクライアントマネージャを、一旦削除して、新しいものをインストール

(4)Windows Media Player 9のインストール

(5)Adobe Reader、Adobe Flashのインストール

 

 長年使われたきたコンピュータは、1台1台環境がまちまちで、ドライバがインストールできても、有線LANを優先して設定がうまくいかなかったり、物理的に時間がかかったりして、一筋縄ではいかない。かなり垣根の高い作業になりそうだった。

創立記念式を振り返る

 総合的な学習は、次の段階へ。今日は、視聴覚室に学年で集結。金曜日にあった創立記念式での自分たちの発表の様子を撮影したビデオを視聴。ワークシートを使って振り返りをした。観点は3つ。

(1)友達のすばらしいところ

(2)自分の発表の振り返り

(3)発表内容について分かったことや考えたこと、もうちょっと知りたいこと

 声がはっきり出ている人や、クイズなどでざわついたに後に、タイミングをうまくつかんで静寂を取り戻させた人などを、子供たちの総合評価は、かなり的確に指摘していた。

 

 今回の発表を通して、初めて知ったことがかなりあること、でも、まだよく分からないことや、もっと知りたいことがあることから、各地域ごとにさらにくわしい発表を行うことになった。

 発表日は、26日(火)の5,6限。発表形式は、ポスターセッション。社会科の教科書では、消防・防災のためにはたらく人々の仕事の工夫をまとめるところで、ポスターセッションで発表することが、教科書用指導書で示されている。しかし、具体的な進め方は、イメージしにくい。今回の発表を通して、ポスターセッションとはどういう発表の仕方なのかを学ぶことができれば、それを教科で役立てることもできるだろう。

 発表は、保護者の方にも、校内の先生方にも、公開する。たくさんの方に参観いただければありがたいと思う。

2008年2月12日 (火)

考える力がつく子ども地図帳 (深谷圭助)

 地図の見方の初歩からレクチャーしてくれる地図帳。最初から見ていくと、絵地図の見方から、地図へとだんだん移行して地図の見方がだんだん分かっていく。カリキュラム化されているようだ。都道府県カルタが付いていて、切り離して使って楽しむことができる。

 対象は、3~6年生だが、我が家の2年生が十分活用できる内容。もちろん、普通の地図帳としても活用できる。教室に置いておくとよいかも。

欲ばり過ぎるニッポンの教育(苅谷剛彦+増田ユリヤ)

 PISAの学力調査で、フィンランドが2回連続で世界一になったのは周知の事実だ。しかし、当のフィンランドでは、特別なことを行っているわけではないという認識がある。日本とフィンランドの何が違うのかを浮き彫りにしつつ、日本の教育の問題点を対談形式で明らかにする。

 日本の教育は、ポジティブリストを伸ばしてきたが、伸ばせば伸ばすほど、全てがこなせるわけはないので、やがて破綻を来す。にもかかわらず、教育に人もお金も投資せず、一方で魔法の杖を振るように、相変わらずリストを伸ばし続けている。英語活動の導入も、そうなるだろうという、苅谷氏の警句には、もっともだと頷けることも多い。

 各論で言えば、リストの全ては必要なことだが、全てをこなすことが無理だとしたら、何らかの優先順位を設ける必要があるだろう。

 高校・大学への進学率が諸外国に比べて高いことが、社会の受け皿となって、10代後半の子供たちの犯罪率を下げているといったくだりは、教育社会学者ならではの視点だ。(講談社現代新書)

2008年2月11日 (月)

「人たらし」のブラック心理術(内藤誼人)

 人たらしとはあまり聞き慣れない言葉だ。広辞苑を見るとあまりよい意味合いではないが、本書自体は、ビジネスにおける人付き合いのノウハウを示す、極めてまっとうな内容の本だ。

 大人同士が円滑に人間関係を気づく秘訣を書いた本は、世の中に数多ある。それだけ、悩ましい問題だということだろう。

 こういうに本は、児童との接し方のヒントも多々出ている。

・機嫌の悪い相手からはさっさと逃げる。
・人間関係がおかしくなったら、自分がほんの少し変わる。
・「説得」するのではなく、君は○○できる人だからと「レッテルを貼る」

 このまま使うことはできないにしても、指針にはなるのだった。(大和書房)

2008年2月 9日 (土)

イリュージョン(リチャード・バック)

 アメリカ中を複葉機で旅する主人公が、同じように複葉機で旅する引退した救世主ドナルド・シモダと出会い、救世主になるための教科書を見ながら、自分の生き方を見つけていく冒険物語。人は誰でも、自分の生きたいように生きる。その、「生きたいように」には、いろいろな意味があるけれど。

 中学生の時に読んで影響を受けたリチャード・バック「イリュージョン」の新訳。原作に忠実に訳されていて、本書に込めた著者の思いが具体的に示されているが、その分、冗長な感じが否めないし、英語独特の言い回しそのままなところが、いまいちなじみにくい。

 昔読んだ本は、村上龍氏の訳で、翻訳というよりも意訳の要素が大きいが、その分、原作の持つ寓意性やニュアンスはよりよく伝わってきたと思う。


 

 で、自分に最も印象的だった一節を比較。主人公が手にしている「救世主ガイドブック」の一節だ。

 村上龍訳はこんな感じ。

「学習は、すでに知られていることを見つけ出すこと。 
 行為は学習の証明。
 教育とは、被教育者に、君らも教育者と同じ程度のことを知っているのだと気づかせること。

 君達はもちろん学習者であり実行者であり教育者であって、
 いかなる種類の生や死を選ぼうとも自由だが、義務というものがあるとすれば、自分に忠実でなければならないということそれ一つだけである。」

(「イリュージョン 退屈してる救世主の冒険」より 村上龍・訳 集英社)


 

 一方、新訳はこう。

「学習はすでに知っていることの発見である。
 行為は、知っていることの実践である。
 教育は、自分と同様、ほかのものたちにもその知識があることを気づかせることである。

 人は皆、学習者であり、実行者であり、教師である。

 生涯を通しての唯一の義務は、自分に忠実であることだ。
 ほかの誰か、ほかのなにかに忠実であることは、不可能であるばかりか、贋の救世主のしるしである。」

(「イリュージョン 悩める救世主の不思議な体験」より 佐宗鈴夫・訳 集英社)


 

 意味は新訳の方がよく分かる。でも、村上訳だったからこそ、今でも記憶にとどまる1冊になったのだとも思う。

 当時、村上氏は、「限りなく透明に近いブルー」で芥川賞を受賞したばかり。新鮮ではつらつとした時期だった。訳は文体が本人の作品とかなり違うように、当時は思えた。(村上版は、残念ながら文庫も絶版のようで、古書しかないようだ。)

2008年2月 8日 (金)

創立記念式で「山室中部のココがすばらしい」を発表

 3限に学校創立記念集会があった。3年生が発表を行うことになっていたので、2学期から構想を練っていた。(3年生の発表というのは、かつて社会科で、昔の暮らしを学ぶ単元があった名残なのだろうか。)


 例年、学校の歴史などを調べて、それを発表していたらしいが、この発表のためだけに調べて発表するのは、本末転倒だろうし、内容も薄くなるのは必定。

 3年生は、2学期に校区の素晴らしさを見つける総合的な学習を進めてきたので、その成果を発表する場として、活用させてもらうことにした。調べたことをまとめて表現するのも、総合の重要な要素である。これまでの取り組みをまとめ直すことで、新しい能力が高まるし、調べた内容も定着して一石二鳥だ。

 学校ができてから30年。学校は校区に支えられてきたわけだから、校区のことを知るのは、意味のあることだし、何より、3年生が総合的な学習で取り組んできたことを知ってもらえるチャンスでもある。

 

Img_0153 朝は、視聴覚室でリハーサル   

 

 

 

 スタイルは、呼びかけ形式のプレゼンテーション。ここでセリフを言うのは、半分弱の児童だが、全員で声を揃えて言うところが、最初と最後に2回、探検した地域ごとに声を揃えて言うところが1回あり、誰もがステージ上で声を発する。

 緊張もしていたが、音楽会と同様、あがらないようにするための指導、自信をもって取り組めるような指導を重ねてきた。本番のステージはこれまででもっともしっかりした、すばらしい発表だった。


 練習期間は、10日足らずだったが、声を揃えたり、しっかりと口を開けて発声する指導は、音楽会の練習以来一貫してきた。練習でできないことは本番でもできないこと、一生懸命練習していれば、例え本番で失敗しても、その一生懸命さが伝わることなど、ステージ発表での構えは、十分浸透していた。

Img_0157 本番当日の今日は、だれもが自信をもって大きな声でしっかりと言うことができた。指導を連続性を考え、積み重ねることの効果だと感じた。

 次は、個々の発表能力の向上を目指す。26日(火)5,6限には、保護者も招いて、ポスターセッション形式での発表会を行う予定。

 一つの実践を繰り返しているようだが、こうして、繰り返し調べて、まとめて、発信することによって、知識も定着するし、このような内容の学習の場合は、郷土愛も高まっていくことだろう。

2008年2月 6日 (水)

第1回ICT活用授業研修会

 と表題のように勝手に名付けたが、本校で、堀田先生@NIME、高橋先生@富山大学をお招きしての第1回目の校内研を開催した。

 

 11月の公開研究会の向けてのキックオフの校内研に当たる。今回は、3年3組鵜飼級でICTを使った基礎学力の時間を、自分(3年2組)が、ICTを使った教科の提案授業を行った。

 いずれも活用するのは、実物投影機、プロジェクタ、マグネットスクリーンの3点セット。日常の実践に、これらの機器を取り入れることで、どんな実践ができるかのイメージを持つことが目的だった。

 授業は、社会科「じこやじけんがおきたら」。警察の仕事の概要や働く人々の工夫を、安全という観点から理解し考える学習の導入の授業だった。

 指導案をダウンロード(PDFファイルです。)

 

 本時は、教科書の写真(下校する子供が写っている道路の写真)を大きく提示。そこに写っている物を読み取ることによって、安全のための工夫を読み取るのがステップ1。その工夫の内、自分たちの身の回りにもあるものは何かを考えるのがステップ2。次時に調べてに行きたいものはどれかを選んで、その理由を書くのがステップ3、といった展開。

 ステップ2では、教科書に出てない、山室中部ならではの工夫もいくつか挙がっていた。融雪装置とか、予想していなかった物も出て、子供たちの考えの多様さに驚かされた。

 授業後には、寺西教務のコーディネートで、ワークショップスタイルで研修会を実施。前半は、今日の2つの実践から学んだことのグループ討議。どんなよさがあったか、自分だったらどんな活用を行うか、どこをどうしたら更によい活用になるかといった視点で話し合われた。前のグループが言ったことは言わないというスタイルで、各グループ2分以内で発表。高橋先生から、コメントをいただいた。

 

 後半は、グループごとに配置した実物投影機、プロジェクタを活用し、教材を持ち寄り、どんな教科で、どんな授業が可能かを検討し発表し合う。わずか、15分程度で、様々な実践が決まっていく。10月から全学級に配置され、これまでにずいぶん活用されてきたことがわかった。

Img_0133 今までにも、情報化研修は今日のようなスタイルで行ってきたが、機器が揃い、先生方の授業づくりの技量が高いと、短時間で中身の濃い研修ができるのだと思った。

 最後に堀田先生の講演。ICTを活用することの意味と効果について、切れ味鋭いお話。これからの研究の方向性が見えてきたし、自信にもなった。忙しい中、日帰りで本校に訪問いただいた堀田先生に感謝。

 

 授業については、自分としては問題を感じるところがいくつもあった。心配も大きいが、しかし、11月がどうなるか楽しみにもなった。さらに精進して、11月には、価値のある提案ができるよう、努力していきたい思う。

2008年2月 5日 (火)

一版多色刷り版画

 図工で一版多色刷り版画に取り組んだ。テーマは、「△△して○○しているわたし」。

 ただ、「びっくりしている」とか、「うれしい」とかではなく、「目の前で風船が割れてびっくりしている」とか、「ほしかったものが誕生日プレゼントでもらえてうれしい」といった、シチュエーションも考えて構図を練るよう学年で話し合った。図工は出張授業なので、実際の指導は元田T。

 自分の表情は自分では見ることができない。ポーズをとっても、それを自分で描くのは至難の業だ。そこで、デジタルカメラで、自分の表情とスタイルを、友達に撮影してもらい、それを印刷して下絵にした。

 今日は、外部から版画の講師をお招きして、多色刷りの仕方の指導を受けた。動きを感じさせる生き生きした作品がたくさん仕上がった。17日の学習参観に掲示して、保護者の皆さんにも鑑賞していただく予定。

 

 学年では、8日の創立記念集会での発表練習も佳境に入っている。練習の進め方は合唱練習の時と同じ。毎回、自分のめあてを確認してから、呼びかけ風プレゼンテーションの練習を行う。寒さが厳しくて大変そうだが、子供たちはがんばっている。

 

 明日は、堀田先生、高橋先生を招いて、ICT活用の授業研修会。自分が授業する。ほりたんチェックもこれで3回目だcoldsweats01

2008年2月 4日 (月)

職場の研究紀要と全放連成果報告会と

 職場の研究紀要がようやくかたちになった。NHKに提出した文科省先導的教育情報化プログラムの報告をベースにまとめたが、若干プロトコルが違うので、まとめるにもそれなりに時間がかかった。

 宇治橋さん@NHK、高橋先生と相談して、全国放送教育研究会連盟の成果報告会のポスターセッションにエントリー。開催は、15日夜。

http://www.nhkk.or.jp/gakuryoku/08seikahoukoku.pdf

2008年2月 3日 (日)

ココログに慣れてきた

 寒い日が続くので、Blogのデザインを温かくしてみた。ようやく、ココログの管理画面になれてきて、サイドバーの内容も、ちょっとずつ充実させている。

 今日は、プロフィールのページに、自分の関連サイトのリンクを少し入れ、日本中の情報教育な人々のリンク集をサイドバーに入れてみた。

 ココログは、どこかにリンクしようとすると、HTMLの知識がちょっと必要なところがある。その点では、以前使っていたlivedoorの方が、直感的な操作で初心者にも易しい感じがする。 ココログには、不要な広告がつかないので、自分のようなややオフィシャルな内容のBlogには向いている。それぞれにそれぞれのよさがある。

2008年2月 2日 (土)

ぐるっと一回り

 夕べから午前中にかけて、6日の研究授業の指導案を作成。3便で羽田。カードラウンジで指導案完成。

 品川で堀田先生をキャッチ。そのまま新幹線で、打ち合わせ。1時間半だったが、とても密度の濃い時間だった。概ね方向性もかたまった。安心して6日を迎えられそう。時間を作ってくださった堀田先生に感謝。京都経由で富山へ帰還。

保護者の皆さんへ

 「山室中部」と検索すると、このBlogが、かなり上位に出るようです。(それはよいのだろうか?と、ちょっと不安もあったり。)

 最近、保護者の皆さんにも、ずいぶんご覧いただいているようです。もし、ご意見やご感想などあれば、連絡帳ででもお知らせください。

 ちなみに、本校の校長、杉田久信先生は、これまた有名人な方です。検索すると、かなりの情報が出るので、一度ご覧になってください。

2008年2月 1日 (金)

ICTの活用と授業力の向上

 放課後は、6日の堀田先生を招いての校内研修会の打ち合わせ。基礎学力の時間を提案する鵜飼さんと、教科の授業を提案するわたしから、概要説明。寺西教務から、その後の研修の持ち方について説明。

 

 基礎は、漢字指導。新出漢字指導はもう修了しているので、復習のための漢字指導を提案。漢字ドリル、出題用漢字プリント、L-1n、プロジェクタだけを使う。

 教科は、社会。教科書の写真を提示して、そこから読み取れる安全を守るための工夫を考える。教科書の写真がとても良く作り込まれていることが、研修会で伝わった。

 ICTをよく使うようになると、そういうところによく目がいくようになる。それが、ICTを使うことによる、教師の授業力の向上につながるのだと思った。

 

 6日は楽しめるといいな。ま、堀田先生に見ていただくということは、相変わらずテストだけれども(泣)。

指導には連続性がある

 創立記念集会の練習は、体育館。ステージ前ひな壇での場所の確定と、全員で言葉を言うところの動きの確認。今日はそれで精一杯。しかし、発表全体の流れはつかめた。鵜飼Tがプレゼンを作成。こちらも完成したので、来週は画面と会わせて練習する。

 指導することは、「息を合わせていう」「伝えようという気持ちがあって、初めて相手に伝わる」などなど。合唱指導と同じだったり。指導には連続性がある。

 創立記念集会では、学年全員128名で、プレゼンテーションを行う。内容は、2学期の総合「山室中部のココがすばらしい」のダイジェスト。プレゼンスライドは教師作だが、発表する内容は子供たちから原稿を募って構成した。今回の体験で、プレゼンのイメージを持てたらよいと思う。

 26日(火)には、学年を10あまりの班に分けて、ポスターセッションによる発表を行うことになった。集会での発表はダイジェストだが、こちらは、探検した全地域について詳細な発表がある。保護者の皆さんには、こちらも参観していただければありがたいと思う。

1月に取り組んだこと

 1月は、あっという間に暮れていった。

  この間にしたこと。

  1. マイタウンマップコンクール応募のWebの作成
  2. 先導的教育情報化プログラムの成果を渋谷NHKで発表。
  3. 某書籍原稿
  4. 某助成申請
  5. 創立記念集会の発表原稿作成と構成検討
  6. 実物投影機プロジェクトの実践事例書き込み。まだ少ないけど。

 大きなことがたくさんあって、かなり大変だった。弱さが出てがんばりきれず不本意だったところもある。そんな自分にちょっとへこんだり。それにしても、高橋先生には、大変お世話になった。これからは、敬語でお話しさせていただきます(笑)。

 

 マイタウンマップコンクールにエントリーした学年Webは、つくっていく内に、どんどん増殖していった。いつものことだが。
 

 結局、子供たちの作品と、その作品がどのような経緯でつくられるに至ったかといったアウトラインも含めて、一つのサイトになった。

 コンクール応募作品としてよりも、これを創ることで、1年間の実践を振り返ることができるのがよいと思う。

 終わりきっていない宿題はあと一つ。来週は、堀田先生の学校訪問を受ける。正念場は続くのだった(泣)。

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