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2008年9月26日 (金)

三角形を調べようの1時間目は、教えて考えさせる授業

 10月1日の校内研で、堀田先生、高橋先生の指導を受ける。

 4年生は、算数「三角形を調べよう」の2時間目で、二等辺三角形のかき方を習得する授業。コンパスを使い、かき方の手本を見た上で、スモールステップに分けて、一度全員で順番にかいた後、さらに、各自で書いてみるという手順を踏む。

 

 二等辺三角形をかくためには、それがどういうものかの概念がつかめていなければいけない。単元の1時間目は、教科書にたくさん(13こ)提示された三角形を分類していく中で、正三角形、二等辺三角形の定義を理解し、概念をつかむのが内容だった。

 教科書では、最初に操作活動を行うことになっているが、適当な教材がなかったこともあって、最初は、すぐに挿絵の三角形を分類するところから授業を始めようと思っていた。

 

 しかし、自分が先行実践するにあたり、二等辺三角形がかけるようになる前に、二等辺三角形の定義を、頭の中の概念と結びつけてしっかり理解しておくことが必要で、この1時間目がかなり大事だと気づいた。

 石黒Tとも話し合った結果、教科書に示されている通り、実際に三角形をいくつもつくる体験をしておかないと概念はつかめないと考えた。

 例えば、「3つの辺の長さが等しければ、辺の長さが4cmでも、5cmでも、10cmでも、それは、正三角形である」という概念は、教科書のさし絵を見るだけでは得られないのではないかと考えた。

 

 次の指導要領では、算数的な体験活動が大変重視されていることもあって、三角形の1時間目は、三角形をつくるという操作活動を取り入れることにした。石黒Tにも助けてもらって、古い数え棒を切って、4種類の長さの棒を各班に10本ずつ用意した。

 長さは、5,6,8,10cm。5cm2本と10cm1本では、三角形にならないことも考慮して、長さを設定した。教科書では、6,8,10,12cmとなっているが、同じ理由からだろうと想像した。数え棒がもともと10cmしかないので、教科書と同じにはできなかった。

 

 また、教科書では、辺の長さに目を付けるという条件で、各自で観点を決めて分類しているが、それだと、本時のねらいからはずれた分類をして、いたずらに迷走するだけだと考えた。

 そこで、授業の始めに、二等辺三角形、正三角形の定義を押さえ、それをもとに、様々な三角形をつくる活動を行い、さらに、教科書の挿絵の三角形を分類する、という展開をとった。「教えて考える授業」ということになる。

 

 結果から言うと、この授業は、大変効果的だったと思う。子供の理解が体験を通して深まり、概念として定着し、分類することによってその概念が適切かを確かめられた。

 三角形をつくる活動は、班ごとに行った。何種類できるか考えることで、辺の長さの違う4つの正三角形ができることがわかった。子どもたちの議論は、例えば、二人が同じ3種類の辺を使って三角形をつくった場合、それは、向きが違っても同じ三角形ではないかといった具合に、本時のねらいに沿って起こった。

 子供たちがどんどんわかっていくのが、手に取るようにわかる授業になった。

 

 展開を読み切れておらず、発問や支持がぼけてしまって、1時間では予定分が収まらなかったのが残念だった。しかし、先に教科書に出ている知識をおさえた上で考えることで、本質的な学習を行うことができることを実感できたのは、大きな収穫だった。

 本時を、道下Tが参観した。これで、見られる授業は今年9回目。次の時間は、全校に公開する予定。

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