2014年11月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ

« 授業力の開発〈No.2〉ノート指導改革で授業が変わる(有田和正) | トップページ | 休養の日 »

2008年12月13日 (土)

ちょっとピンぼけ(ロバート・キャパ)

 ピュリッツァー賞カメラマン、ロバート・キャパが第2次大戦末期に、アメリカ軍に従軍した際の手記。北アフリカ戦線から、シチリア降下作戦、ノルマンディ上陸作戦と、ヨーロッパでの主要な戦いの様子が記されている。特ダネを求める報道カメラマンとはいえ、キャパは、その特ダネを、必ずしも喜んで撮っていたわけではない。

 キャパの描く戦場の様子は、淡々とした筆致で、割いてあるページも長くはないが、「プライベート・ライアン」「シンドラーのリスト」といった映画を見た今となっては、その淡々とした様子が返ってリアリティを持って迫ってくる。特に、上陸部隊と一緒に舟艇でノルマンディに向かうシーンには、乾いた恐怖を感じるのだった。

 戦場に向かう兵士たちとの交流や、戦場からは遠いロンドンの街を覆う雰囲気など、戦場以外の場面も、洒脱な言葉を選んで表現されているのが、やや直訳調の文体からも伝わってくる。

 初めて読んだ若い頃とは、違った感覚で読めた。歳によって、読み取り方が違う本というのは、確かにあるものだ。

« 授業力の開発〈No.2〉ノート指導改革で授業が変わる(有田和正) | トップページ | 休養の日 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 授業力の開発〈No.2〉ノート指導改革で授業が変わる(有田和正) | トップページ | 休養の日 »