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2009年7月18日 (土)

市ICT研は次のフェーズに入ろうとしているのだと思う

 國香さんの招集により、高橋研究室に高橋先生以下、石黒さん、堀さん、渡辺さん、追分さん、自分が集まって、富山市のICT夏期研修(情報モラル・ICT活用授業力向上の2講座)の事前打ち合わせ。

 自分は、「情報モラル研修」には、講師として招請を受けたが、ICT活用・授業力向上研修には、一受講者としてエントリーしている。ある程度、理解している人間が、受講する側にも交じっていることによって、役立つこともあるだろうと考えたからだ。

 「情報モラル」は、昨年度とほぼ同じ展開で実施。「ICT活用・授業力向上」は、今年度からスタートする研修のため、内容から展開の細部に至るまで綿密に打ち合わせ。学年別の課題を、國香さんがすべて準備してきていたが、研修の意図を考えると、ステップが若干高すぎるのではないかということで、再度検討することに。

 せっかく作ってきた國香さんには、申し訳なかったが、よりよい成果を達成するために、歯に衣着せずに議論。國香さんも、それを納得する辺り、懐が広い。

 

 「情報モラル」も、「ICT活用」も、どちらも、授業づくりを意図した内容と方法になる。従って、研修の成果は、ICTが使えるようになることよりは、授業の腕が上がることになる。しかも、そこでいう「授業」とは、研究会等で見せるような、「よそ行きの飛び道具的」授業ではなく、きわめて「日常」の授業。

 そういう場面の授業設計を研修することが、これまであまりなかったことを思うと、今回の試みは、画期的だと思う。

 

 10年前、「ICTを授業で活用する」ということは、まだまだやりたい人が取り組めばよいことという、アウェイな空気が濃厚だったと思う。その頃から、自分を含めた堀田先生・高橋先生門下の教員たちは、プロジェクトの支援を受けつつも、半ば手弁当で、実践を重ねてきた。

 今や、富山市には、全学級がLANでつながり、全学級にプロジェクタと2台のコンピュータと実物投影機が配置されている。常駐することで、活用が画期的に広がることは、すでにデータとして示されている。ICTを日常的に使うことは、もはや常識化し、使おうとしない教師にアウェイな空気のプレッシャーがかかっていることだろう。

 

 次のフェーズは、ICTをただ使うのではなく、意味のある使い方、効果のある使い方をすることである。新学習指導要領が実施され、教科の内容が増えようとしている今、ICTは、一斉授業の中でより効果を発揮する。

 しかし、効果は、適切な発問・指示とセットでなければ、なかなかあがらない。そういうことを、先生方に理解していただくためには研修が必要であり、國香さんのデザインのもと、富山市のICT研修は、操作研修から活用研修と姿を変えようとしている。その研修の内容は、いわゆる「ICTを使うこと」からは、もはや離れはじめている。

 今は、事前打ち合わせを手弁当で行っているけれど、数年たったときには、そういった内容で研修を行うこと、事前のコーディネートこそ重要なことが常識化し、公的に位置付いていけばよいなと思う。10年間かかって、ICTを使うことが一般化してたように。

 

 堀田先生が富山にいた頃にまかれた種が、高橋先生によって成長し、今や、実を結ぼうとし始めている。おそらく、堀田先生が願っていたであろうこの流れを止めないために、自分ができることに取り組んでいこうと思う。

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