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2009年9月23日 (水)

全国学力テスト(志水宏吉:岩波ブックレット)

 某社のM氏のブログに紹介してあったので、買って読んでみた。

 60年代に実施された学力テストの結果と分析、今行われているテストの結果といくつかの分析をもとに、このまま行けば、学校の序列化を招くことを憂えている。皆調査をやめて抽出調査にしたり、10年に1回程度にして、間の期間は、結果分析や国語、算数以外の教科にあてたらよいのではないか、という筆者の主張には、頷けるところも多い。

 同じように全国学力調査を実施し、前学校の結果を公開しているイギリス(イングランド地方)が、みるみるうちに「ビジネスライク」で「せちがらくなった」ことを事例に、日本の学校の行く末を憂う筆者には共感できる。

 教育社会学者の筆者は、学力テスト自体は、とても役立つと感じているが、問題はその実施方法にあるということだ。

 

 それにしても、60年代テストの結果が、無視できないほどの地域差を示していた(例えば、都市部住宅街と地方漁業地域での数学が約20点差だった)ことを考えると、現在の地域差は、有意差がないほど圧倒的に縮まっている。

 こういうデータを見ると、マスコミが喜ぶ都道府県ランキングは無意味どころか弊害のほうが大きいと思われる。

 

 どこの教師だって努力はしているのだ。しかし、努力だけではなかなか力を伸ばせない要因を持った子どもは年々増えている。

 増して、子どもの後ろにいる保護者をもサポートしなければいけないような地域では、教師の努力だけでは支えきれない。それらをフォローするための学力テストであれば良いなと思う。

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