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2010年1月20日 (水)

図解雑学 太平洋戦争(文浦史朗)

 酸素魚雷、零戦など、世界に誇れる高い技術力をもつ一方で、無反省と情報隠匿の積み重ねで、作戦を誤り続けた日本軍の「失敗の本質」を分かりやすく読み取れる本でした。

 図解入りのトピックスが見開きになり、それがリレー式につながって、一つの章を作っています。

 見開き毎でも、興味深い知識を得られますが、章全体を読み通すことによって、一定期間の戦局を概観できるようになっています。

 

 漸減要撃構想という日本軍の基本思想、ガダルカナル島での一木支隊全滅の顛末、硫黄島での死傷者はアメリカ軍の方が多かったことなど、歴史の表で語られることが多くはない事実だけれど、それぞれがキーになって、歴史のうねりを作っていったことがこの本を読むとよく伝わってきました。

 日本軍の勝利を伝えるトピックスも多々出ていますが、それもまた、残念なゴールへと突き進む大きな流れの一部だということも、うかがい知ることができます。

 太平洋戦争の通史をある程度知った上で読むと、より理解の深まる本だなと思った次第です。それでいて、太平洋戦争周辺を学習するには、最適な入門書でもあると思いました。

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