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2010年2月 5日 (金)

立命館小公開研・記念講演

 講演会の講師は、植松電気専務取締役の植松努氏でした。新幹線のデザイン等を手がける仕事を辞めて北海道の実家の工場を継ぎ、リサイクル作業用の巨大マグネットを製作する仕事から、現在は、ロケットの開発を仕事にしているという、変わった経歴の持ち主なのだけれど、この方の講演が、とっても素敵で、大感動ものでした。

 

 「ロケットの開発なんて、できるわけがないという人がいます。 どーせ無理という人がいる。だからこそ、自分はそれに取り組んでいます。

 ライト兄弟の飛行機だって、エジソンの蓄音機だって、世界初は、みんな民間が自腹で行ったのです。

 最初から、すごいものができるはずがありません。小さなロケットを作ると、周りの人は笑います。でも、その小さなロケットが、後にスペースシャトルになりました。はじめは小さな一歩なんです。だから、わたしは、あきらめないんです。」

 といった具合に、力強い主張が随所で見られました。

 

 とても早口なのですが、文が短いので、わかりやすいのです。1時間余りの時間、ものすごい情報量だったのですが、息をのむようにずっと聞き入ってしまいました。いやはや、本当に素晴らしい。講演を聴いて目が潤んだのは、初めての経験でした。

 

 植松氏は、ご自身を「今の基準なら、アスペルガー、ADHDと呼ばれる子どもだった」と言われました。最近読んだ本には、「エジソンも、アインシュタインも、ジョージ・ルーカスも、ビル・ゲイツも、みなアスペルガーの傾向があった。アスペルガー症候群が人類に存在しているからこそ、さまざまな技術開発が行われ、独創的な発想で人類をくらしを向上させた」とありましたが、植松氏の話を聞いていると、このことを思い起こしました。

 植松氏が開発しているロケットは、ポリエチレンを固形燃料にして、単価を十分の一しようとしています。アメリカの次世代スペースシャトル事業にも関わっているようです。自分の夢を実現しようとして、まわりが「ロケット開発なんてできるはずがない」と言うのも気にせず、自分にできることを続けました。結果、NASAからも注目されるようになりました。

 植松氏は、伝記をたくさん読んだそうです。伝記を読めば、成功のためにどんな努力をしたかわかるからだそうです。植松氏自身が、やがて、伝記に残る人物になるかもしれません。

 

 講演は、語録に充ち満ちていました。

「生まれたときからあきらめ方を知っている子どもはいない。だから、あきらめ方を教えないでください。どーせ無理、といわないでください。だったら、こうしてみたら、と言える人になってください。」

「泣くほど辛いときには、もうふた踏ん張り先は、泣くほど嬉しくなります。一踏ん張りではなく、ふた踏ん張り先だと思うのです。」

「夢がたくさんあったら、一つぐらい挫折してもいいのです。夢の『頂点』を見通すと、道は一本じゃないことに気付きます。」

「夢と仕事は違います。夢は大好きなことです。仕事は、人の役に立つことです。お金をもらうことではありません。だから、いくつあってもいいんです。」

「夢と趣味は似ています。趣味はお金を出して、手に入るものではありません。お金で買えるものは、サービスを受けているのに過ぎません。本が趣味ですというなら、自分で書くんです。映画が趣味なら、自分で撮るんです。」

「自分を支えた言葉は、『明日のために、今日の屈辱に耐えるのだ!』。宇宙戦艦ヤマトの沖田艦長の言葉です。でも、自分とっては、じいちゃんが言った言葉に思えるのです。」

などなど・・・。

 

 すごく、元気をもらいました。同時に我が身を振り返りました。自分もたくさん失敗をしてきました。悔やんでも悔やみきれないこともたくさんあります。植松氏は、失敗したら、「どうしたらいいんだろう」と考えてみるといいと言われました。

 「『どーせ無理』からは何も生まれない。人は、給料をもらうために生きるのではなく、人の役に立つために生きるのだ。人の人生は生涯賃金ではなく、生涯かけて何を身につけたかで決まるのだ。」

 シンプルだけど、本質的です。失敗してもできることからやる。泣くほどがんばった、その向こうに、泣くほどの喜びがある。そう信じて生きていきたいと思いました。

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