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2010年5月 2日 (日)

大人のための偉人伝(木原武一)

 児童向けにたくさんの伝記が書かれています。本書では、それら伝記の定番な人物の、偉大ではない部分や子どもに説明してもわかりにくいエピソードを集めた一冊です。かなり昔に買った本ですが、たまたま手にとって読み返してみました。

 

 野口英世は、勤勉で忍耐強い人物として知られていますが、同時に、借金を重ねて遊蕩し、その借金から逃れるようにアメリカへ渡るなど、かなり型破りな人物であったことにも、ふれられています。現代なら、アスペルガー症候群と診断されるような人物だったのかもしれません。

 

 ナイチンゲールといえば、クリミア戦争に従事し、看護師の鏡として「クリミアの天使」と呼ばれたことが知られていますが、実際の彼女は、マネージメント能力に長けた行政的手腕の高い人物だったことが分かります。

 当時、劣悪な衛生状態だった病院の存在を、病気を治癒させる場所に変え、看護婦を高い専門知識と職業意識をもつ存在に変えるなど、現在の公的医療の基礎を作り上げた人物だということを、今回初めて知りました。

 戦死よりも病死が多いといわれた最前線のイギリス軍病院を劇的に改善し、イギリス軍の品位をも高める結果になった彼女の働きが、その後の医療の近代化に大きな影響を及ぼしたことがよく分かりました。人類にとっての大きな業績です。

 

 伝記というのは、大人になってこそ、じっくり読んだ方がよいのかもしれません。

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