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2010年9月20日 (月)

第26回日本教育工学会全国大会に参加した

 日本教育工学会の第26回全国大会に参加するために、名古屋へやって来ました。日帰りなので、5:00頃発のJR特急「しらさぎ」で富山を発ち、会場の金城学院大学に着いたのは、9:00過ぎでした。

 ベッキーコンサートも気になりましたが、日が合っていないので、今日は学会のみの参加です。

SN3L0008

 金城学院大は、中心部から少し離れた丘の中腹にある、瀟洒なキャンパスをもった大学です。

SN3L0009 SN3L0010

 学会の会場となった校舎には、あちらこちらに、デザインチェアが作者のプロフィールとともに飾られていました。富山県立近代美術館には、近代のデザインチェアコレクションがありますが、それに匹敵する感じでした。

 ときどき座って休んでいる人がいましたが、あれは、大丈夫だったのだろうか?(笑)。

SN3L0011

 日本教育工学会全国大会は、教育の情報化を司る関係学会の中でも、最も大きく最も重要な学会です。最近の動向や今後の進む方向を占う上で、この学会に参加することには、大きな価値があります。

 わたしが参加したのは、3日間の日程の最終日のみでしたが、以下のような発表を聞くことができました。

 

情報教育(2)

  • 3a-204-01
    「学校の情報化」に向けた管理職に対するアンケート調査
    ○新藤 茂 [東京学芸大学], 伊藤 一郎 [東京学芸大学]
  • 3a-204-02
    2011年度からの小学校教科書における文字入力やインターネットについての検討
    ◎藤澤 大 [朝日大学]
  • 3a-204-03
    小学校低学年における情報活用の実践力を育成するための情報教育カリキュラムの開発
    ○山之内 恵美 [上越教育大学]
  • 3a-204-07
    実体験を基にした情報モラル学習に関する研究
     -小学5年 総合的な学習「文字では気持ちが伝わりにくい」の事例を通して-
    ○長谷川 春生 [兵庫教育大学], 久保田 善彦 [上越教育大学]

 

教科指導におけるICT活用

  • 3a-306-05
    ハイビジョンを活用した体育バスケット授業実践と効果
    ○中島 公洋 [人吉市立人吉西小学校], 山本 朋弘 [熊本県教育庁], 中川 一史 [放送大学], 清水 康敬 [東京工業大学]
  • 3a-306-06
    算数「分数」でのLMSのテスティング機能を用いた学習フォローの実践と評価
    ○山本 朋弘 [熊本県教育庁], 苣木 禎史 [熊本大学], 宇佐川 毅 [熊本大学], 清水 康敬 [東京工業大学]
  • 3a-306-10
    学習者が発表する場面で電子黒板に書き込む効果
    ◎中橋 雄 [武蔵大学], 寺嶋 浩介 [長崎大学], 中川 一史 [放送大学]
  • 3a-306-11
    プレゼンテーションソフトを活用したプロジェクタ投影型教材に対する教師の教材評価の視点
    ◎中原 久志 [兵庫教育大学附属中学校], 上之園 哲也 [兵庫教育大学], 森山 潤 [兵庫教育大学]
  • 3a-306-12
    文部科学省「教育の情報化に関する手引」の第3章「教科指導におけるICT活用」のイメージ化のためのパンフレットの開発
    ○堀田 龍也 [玉川大学], 高橋 純 [富山大学], 笠原 晶子 [前橋市立桂萱東小学校], 土井 国春 [東みよし町立三庄小学校]

 

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 口頭発表の他、ポスターセッションも行われていました。発表者との距離が近く、内容を具体的に聞くことができて、こういうスタイルの発表もいいものだと思いました。わたしが足を止めたのは、豊田さん@和歌山大のポスターでした。

  • P3a-405-03
    情報化の進捗度を具体的に示す「学校情報化チェックリスト」の開発
    ○豊田 充崇 [和歌山大学], 野中 陽一 [横浜国立大学] 

 パナソニック教育財団の一般研究助成校を対象に、教員のICT活用指導力がどのように向上したかを調査した研究です。助成による実践研究が、教員のICT活用力をのばしているのだということが、具体的なデータを基に示されていました。

 きっかけさえあれば、教員の多くはICT活用力をのばすのであって、どうやってそのきっかけを生み出すかが、学校現場の課題なのではないかと思いました。

 

 午後は、課題研究5「初等中等教育におけるICT活用」に参加しました。4件の発表の後、高橋先生@富山大の進行で、討論が行われました。途中、議論がやや拡散気味になりましたが、堀田先生、野中先生の発言で、議論がぎゅっと引き締まりました。

 堀田先生の「ICT活用の頻度が上がると、学校をサポートする人が必要になる。でも、ICT活用が起こらないと予算が付かない。」「普及は研究なのかという議論があるが、普及のさせ方は研究になると考えている。」という趣旨の発言が、特に印象的でした。

 

 全体的に、現場の実践者の発表が減っている、そもそも小学校におけるICT活用の研究発表が少ないという印象がありました。また、情報教育に関する発表に、次の指導要領をふまえているとは思えないものがあったことも気にかかりました。

 かくいう、自分も発表をしていないわけで、研究的実践という視点で、教育の情報化の普及を図る方策をもう一度考えねければいけないなと思った一日でした。

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 名古屋駅を18:20発の新幹線に乗り、米原でしらさぎに乗り換えて、9:30頃富山に着きました。日帰りはきつかったけれど、感じることの多い一日でした。

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