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2010年12月 5日 (日)

新解さんの謎(赤瀬川原平)

 情報教育にかかわりのある人なら、知らない人はいないだろう学研の敏腕編集者・木島さん推薦の一冊。

 三省堂書店が発行している新明解国語辞典には、ときどきドッキリするような、或いは笑ってしまうような記述がある。だれが記述しているかは分からないけれど、そういう筆者を「新解さん」と名付けてキャラクター化し、さまざまな気になる記述を集めた前半(新解さんの謎)と、紙に関するエッセイをまとめてある後半(紙がみの消息)に分かれている。

 前半に登場する、新明解国語辞典のさまざまな用例には、もう笑うしかない。

 

 「新解さんの謎」で取り上げてあるのは、4版までだが、わが家にある6版でも、相変わらず気を引く記述はいくつもある。例えば、

  • こい【恋】 特定の異性に深い愛情を抱き、その存在が身近に感じられるときは、他のすべてを犠牲にしても惜しくないほどの満足感・充足感に酔って心が高揚する一方、破局をおそれての不安と焦燥に駆られる心理状態。

 やたらと詳しいし、「酔って心が高揚」「破局をおそれて」などと、かなり激しめに定義。

  • ぜいたく【贅沢】 (自己満足にひたるために)衣食住や趣味・娯楽などに他から見ればむだ遣いだ(分に過ぎている)と思われるほど多くのお金をかけること。また、そういう様子だ。「・・・・・・/・・・・・・/-な暮らしにあこがれてつい公金に手をつける/・・・・・・」

 なんか、ちょっとシニカル。例文もなかなか散文的。「公金に手をつける」のもすごいし、こういう例文を挙げるのもすごい(笑)。

 この本を読んでから、国語辞典の見方がすっかり変わってしまった。

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