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2010年12月19日 (日)

ノルウェイの森(村上春樹)

 しばらく前から、映画「ノルウェイの森」が封切りになっている。「羊を巡る冒険」以来のハルキストである自分は、「ノルウェイの森」も初版で持っている。とはいえ、内容をすっかり忘れていたので、ほぼ20年ぶりに手に取ってみた。はじめはパラパラ見る程度のつもりだったが、すっかりはまって全部読み通してしまった。

 読んでいるうちに、「『羊を巡る冒険』で、喪失されたものが、本書で再生され始めた」というのが、当時の印象だったことを思い出した。当時は分からなかったことが、今ならよく分かるというところもいくつもあった。一方で、20代前半に読んでおいたのがよかったとも思う本だった。

 登場人物は、だれもが皆、それぞれの事情を抱えている。その事情を乗り越えて、次へと歩み出そうとしているところに勇気づけられる。「直子」の結末は、かなり痛いけれど。

 

 「緑」が「僕」に、ときどき「変わった話し方をする」と言うが、今となっては、登場人物にそういう言い方をさせる物語は、たくさんあるし、現実の人間もたくさんいる。この20年の間に、村上文学はけっこう大きな影響を及ぼしているのではないかと感じた。もっとも、「僕」のようなモノの例えは、今となっては、ちょっと気取りすぎかも(笑)。

 帯付き初版本が、8000~9000円で取引されているようで驚いた。

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