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2012年2月

2012年2月 4日 (土)

関西大初等部の研究発表会を参観した

 急にやっぱり行かねばと思い立って参加した関西大学初等部研究発表会だったが、参加してホントによかったと思った。

  

 以下は、わたしの私見なので、文責はわたしにある。


 関大初等部の研究のウリは、「思考するスキルを習得させる」こと。

 「考える」という言葉は、世の中一般に広く使われている。わたしたち教師も、指導案の中で、また実際に授業の中で、「考える」という言葉を使う。

 では、「考える」とは具体的には、どうすることなだろうか。そして「考える」ことを指導するとは、具体的にはどうすることなのだろう。

 「考える」とはどうするかをつきつめて、系統だった指導を行う実践というものは、これまで見たことがなかった。これまでにもあったのかも知れないが、自分は見たことがなかった。

 

 「思考」と「習得」とは、一見相容れないように見える。

 「考える力」と言われると、それを測ることは難しい。でも、「考えるスキル=活動」と考えると、それを明示することは可能である。

 その「考える活動」を可視化し、指導法を具体化して、「思考するスキル」として「習得」させようと試みる関大初等部の研究は、教員にとって、重要な知見になると思う。

 

 今年度の公開研の目的は、思考するスキルを習得させるための時間である「ミューズ学習」をより洗練して、考えるスキルの指導を明示すること、ミューズ学習で身に付けた考えるスキルを教科に生かすこと、の2点にあった。

 

 関西大初等部では、考える活動を「比較する」「分類する」など、18項目に整理している。

 その中から、特に、どの教科領域においても行われそうな6つの活動を取り上げ、思考スキルを習得する場として、シンキングツールを活用した実践を研究していた。

 ツールとしては、ベン図、ボーン図、Xチャート、ピラミッドチャートなどが使われるが、いずれも、子どもの思考の過程を明示しようとするものだった。

 

 分科会やパネルでは、シンキングツールそのものが話題の中心となったが、ツールさえあれば、子どもが思考スキルを習得するわけではない。

 初等部自身も、その著作「思考力育成法」の中で、「『思考スキル』そのものを教えるのではなく、そのスキルを使って考えるプロセスを体験することを重視する。」と述べている。

 となれば、シンキングツールとそれを使った実践を示すと同時に、それを使った実践を行う際の留意点、も一緒に示していけば、ツール自体の話に終止することはなくなるのではないかと思った。

 

 例えば、塩谷学級の1年のミューズ学習では、

1 「組み立てる」とはどうすることかを生活場面から具体化した
 
2 「事実」から「思考」を組み立てる体験を
  子どもの具体的事例を基に、全員で一斉に行った。
 
3 シンキングツールを提示し、
  先ほどの事例をモデル化したものであることを確認した。
 
4 今回の課題(新1年生に伝えたい学校の楽しいこと)に即して、
  シンキングツールの使い方を指導した。
  そのときに、どの欄に、どんな言葉が入るかを
  いくつかの事例を示しながら確かめた。
 
5 各自で、ツールを使いながら、一年生に伝えたいことを
  「組み立て」ていった。

といった流れがあった。

 端的に言えば、「イメージさせ、一緒にやってみて、最後に自分でやる」という3つの流れがあったということかと思う。

 三宅学級の3年のミューズ学習でも、同じような流れがあったように思う。(1の部分が省略されていたが、それは、子どもの学習経験があったからだと思った。)

 

 ミューズ学習は、ともすれば、塩谷&三宅というスーパー教師の組み合わせだからできると思われがちだ。しかし、ツールを使ったこういう指導法もあわせて「可視化」されれば、塩谷先生でなくても、三宅先生ではなくても、思考スキルの指導が可能になる。同じようにはできるわけないが、それに近づくことはできそうだ。

 塩谷先生と三宅先生は、教師が何を言うか、それに対して子どもがどう反応するかを、事前に十分検討していたと聞いている。それを考える際の留意点を明示することで、「思考スキルの習得」の指導が、多くの教師にとっても可能になると思った。

 

 研究会には、全国からたくさんの教育工学系の実践者・研究者が集まっていた。田辺さん@熊本に久しぶりに会うことができたのも、大きな収穫だった。研究会の終了後、二人で30分ほど話し込んだ。

 18:09京都発のサンダーバードで帰富。帰りは定刻で富山着。

 

2012年2月 3日 (金)

中学校の入学説明会があった

 1限は、スキーレンタル。2限、総合。学習参観に向けて、自分のテーマに沿って調べ学習。3限は社会。日本の政治について、グループで、情報を共有。ジグソー学習でさらに情報を交換し合い、グループで発見をシェア。次回は、何らかのテーマに沿ったグループ討議を取り入れてみたいと思った。

 本日は、午後から、中学校の入学説明会があり、11:30から給食。終了後簡単に清掃して下校。14:00、山室中へ。子どもたちの体験授業を参観。かなり緊張していた様子だった。

 職場に戻って、学年・学級事務。関西大初等部の公開研に参加のため、年休をいただいて富山駅へ。しかし、折り返しになるサンダーバードの富山到着が1時間15分遅れ。乗り込んだが、20:00頃京都着のはずが、着いてみれば22:00(涙)。それでも、たどり着けただけよかったのかも。

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