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2012年10月13日 (土)

池波正太郎文学を散歩する・お茶の水編

 2か月に1度開催されるVHS参加のため1便で上京。開会までの時間を利用して、毎回「ベタな東京ツアー」を行ってきた。

 今回は、会場が神田ということで、お茶の水から神田にかけての古い町並みを散策することにした。


 参考にしたのは、この本。

 鬼平犯科帳、仕掛人梅安などの時代小説の作者・池波正太郎が、作中に登場させた土地や、彼自身が幼少時からテリトリーにしていた土地を訪ね歩く新書から、この界隈を取り上げた章の道筋をたどってみた。

 

 JR御茶ノ水駅で下車。

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 まずは、西口を出て「山の上ホテル」へ。池波氏が晩年、よく定宿にしていた老舗ホテル。還暦を過ぎてから、奥様を家事から解放するために泊まることが多かったそうで、ここでは、執筆は行わなかったのだとか。粋な話だ。

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 楽器屋さんがたくさん並ぶ通りを過ぎて、明治大学方面へ。明治大学の高層キャンパスを過ぎたところで右に折れると、小高い丘の上にホテルが見える。

 ホテルは、1954(昭和29)年の開業だが、旧館の建物自体は1936(昭和11)年に建てられたという、由緒正しきホテル。1936年と言えば、2.26事件が起こった年。ベルリンオリンピックで、アナウンサーが「前畑がんばれ」と叫んだのも、この年だ。

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 川端康成、壇一雄などの著名な文化人がよく利用したホテルとして知られている。かつて、この辺りに高層建築などなかった頃には、一番高いところにあって、よく目立っていたことだろう。

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 池波氏がよく利用したという、コーヒーパーラーへ。坂の上に立つホテルなので、横に回れば、地下1階に当たるところにも玄関がある。そこを入ったところに、コーヒーパーラーの入り口があった。

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 豪華なシャンデリアが光る、渋い調度品の落ち着いたたたずまい。カフェでもなく、喫茶店でもなく、コーヒーパーラーの名がふさわしい。

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 灯りにバラの飾り。レトロな雰囲気がまた粋。ここでは、ダッチコーヒーをホットでいただいた。

 じっくり水出ししたダッチコーヒーは、これまで飲んだどのダッチコーヒーよりも濃厚だったけれど、それでいて、ダッチコーヒー特有のもっさりした後味の少ないことに驚いた。このダッチコーヒーを飲むためだけに訪れてもよいと思った。

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 ロビーやエレベータホールはこんな感じ。全館レトロで落ち着いた雰囲気。ちょっと迷っていると、すかさず声をかけてくれるのだが、それが自然で、押しつけがましさも無用な遠慮もない。極上のホスピタリティが館内に充ち満ちている、一度は泊まってみたいホテルだった。

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 「山の上ホテル」を出て、再び、御茶ノ水駅へ戻る。途中、「お茶の水」という地名の由来を伝える石碑を発見。秀忠の時代に、この近くの寺から湧き出た水を将軍に献上したのが、その名の由来なのだとか。

 すぐ横を神田川が流れているが、もともとここは高台だったところを、神田川放水路を通すために掘削した人工的な渓谷なのだとか。調べてみると、いろいろと興味深いことがわかった。

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 神田川をはさんで、南側は駿河台、北側が本郷台(湯島台)と呼ばれているらしい。橋を渡った北側には、日本医科歯科大のキャンパスがそびえている。この辺りは、大学が多い。

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 お茶の水橋から聖橋を見る。これだけの谷を江戸時代に掘り下げたというのは、すごいことだ。

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 丸善書店の外では、青空市。双眼鏡とか方位磁針とかネクタイとか、丸善のオリジナル商品がいろいろ並んでいた。

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 明治時代に完成したビザンチン様式建築物として、国の重要文化財に指定されているニコライ堂。開館時間ではなかったため、残念ながら、中を見ることはできず。

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 日本のど真ん中に、こんな純スラブ風の建物が建っているのは、ちょっと不思議な感じだった。

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