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2012年12月

2012年12月30日 (日)

読むことのない本を処分する

 午前中は餅つき。ベランダにかまどを作って、釜にお湯を沸かし、蒸し器で6臼分の餅米を蒸す。つくのは、杵と臼、というわけにはいかず、餅つき機だが。

 午後は、書籍の整理。今まで、買うことはあっても処分することはほとんどなかったが、古くなった教養書、文芸書、一般雑誌を中心に100冊ほどを選び出し、中古本店に持ち込んだ。

 教育関係の書籍も、この後も読むと思われる本を選び出して、残りは処分しようと考えている。断捨離というほどでもないが、ため込んであっても使わないものは、この際処分するのもいいのではないかと思っている。

 いつか使うかも知れないと思ってとってあるものを、実際の使うことはまずない。実際に使うことがイメージできるものだけを残しておくのがいい。

2012年12月28日 (金)

インターネットでラジオを聴く

 今年の冬休みは、例年になくぐだぐだ過ごしている。こんな休みも久しぶりだと思う(忙しくしている皆さんには、申し訳ないが)。年賀状に、コメントを添えて投函。枚数が多くてかなり時間がかかった。学級の子ども向けの年賀状も作成。

 

 音無しで作業を行うのも寂しいので、最近は、インターネットラジオを流している。NHKのラジオ放送は、らじる★らじるというサイトで第1も第2もFMも聴くことができる。

http://www3.nhk.or.jp/netradio/index.html

 民放ラジオは、http://radiko.jp/で聴くことができる。サービスを提供しているエリアとしていないエリアがあるが、富山は幸い、提供エリア。地元局の他、ラジオNIKKEI、放送大学もネットで聴くことができる。

 実は、しばらく前に、NTTのフレッツ光から、ひかりauに乗り換えた。それ以来、どうもauひかりの配信元が関東圏にあるらしく、radikoを開くと、J-WAVEとか、fm yokohamaとかを自由に聴けるようになっている。選択肢が13局ととても広くて、ありがたいのだった。

 時折、首都高とか中央道とかの交通情報が流れるのも、非日常感があっていいなと思ったり。

2012年12月27日 (木)

好奇心が満たされた午後

 午前中は読書。あまりにも集中して読み過ぎたからか、頭痛が(笑)。ここ2日間、ほとんど動いていないことに気付く。

 頭痛解消と気分転換にウォーキング。放射冷却で朝からものすごい冷え込みで、午後になってもあちこち凍り付いている中、中心商店街まで20分ほど歩き、コミュニティバスで富山駅へ。無印で買い物をして、再びコミュニティバスに乗り、最寄りのバス停から10分弱の歩いて帰宅。

 

 オーバーサイズになったセーターや使わないネクタイを、中古衣料店に持ち込んでみた。アメリカントラッドやアウトドアの有名ブランドのものだったが、引き取り値がかなり安くて驚いた。

 もっとも、店舗内を見て回って売値を見ると、それも妥当かなと思ったり。けっこう、いろんなブランドのいろんな品物があって、1万円もあれば、上から下まで靴からコートまで一式そろえておつりが来そう。ただし、状態はいろいろだが。

 そんなこんなで、好奇心が満たされた午後だった。

2012年12月26日 (水)

年賀状を準備した

 年賀状を作成。住所の変更がないかも念入りに確認。いつもより出足がいいかも。

2012年12月25日 (火)

眠りに関する講演を聴いた

 午前中は、小中連携合同研修会のため中学校へ。神川教授@富山大の講演を聴く。テーマは、就寝時刻と睡眠時間が健康や脳に与える影響と働きについて。

 遅くとも、その日のうちに眠ることで、脳が適切に休息を取ることができ、肥満や認知症の予防になるのだとか。画面を見過ぎるのもよくないし、夜更かしをしすぎると活動の意欲もなくなるということなので、今日から、早寝することに(^_^;)。

 

 職場に戻って学級事務。今日は、午後年休だったが、油も売りつつ、時数調査表、学級経営案の反省等。

 帰宅後は、年賀状を作り始める。文面はほぼ完成。合間に読書。

鉄道会社はややこしい(所澤秀樹)

 羽田から、京急で品川行きを利用することがよくある。路線は京急だが、京急の車両に乗ることはあまりない。

 羽田と成田をつなぐこの路線に走る車両は、京成電鉄だったり、北総鉄道だったり、芝山鉄道っていうマイナーなのまであって、実に多種多様。いったい、どういう仕組みで相互乗り入れを行っているのかを紐解いてくれるのが本書だ。

 メトロは、路線によって、線路の幅が違っていて、それは、どの会社と相互乗り入れするかによって、決まってきたのだとか。映画「交渉人・真下正義」で、地下鉄(東京トランスポーテーションレイルウエイ)内を走り回った暴走列車がフリーゲージトレインだっていう設定も、この辺りの経緯に忠実だということになる。

 そういうことが気にならない人は、全く読む気にならないかも知れな。とはいえ、小さなことにも「なぜ」って思える人は、ぜひ読んでみるとよい。

星を継ぐもの(J・P・ホーガン)

 翻訳SFのベスト1を選べと言われたら、多くの人が迷いなく選ぶであろうハードSFの金字塔。日本での初刊行から35年の時を越えて、いまだに読み継がれているのは、科学的なガジェットに彩られた重厚なストーリーの展開と、あまりにも意外な結末の故であろう。

 

 最近、コミックス化されていたのをちらっと見て、久しぶりに読もうと思ったが、家のどこにも見つからず、やむなく購入。初版でもっていたのに、どこに行ったのだろう(残念)。

 惑星間宇宙船内での会議の最中に、考えを巡らす間を取るためにたばこをくゆらせていたり、コンピュータのモニターがブラウン管だったりと、リアルではすでに物語内の状況を追い越していることろもある。遠隔データ転送網(=インターネット?)や腕時計型の携帯端末など、SFとして登場していることが現実化しているところもある。

 しかし、それらを越えて、いまだ古さを感じさせることがないのは、月面で5万年前の人類の人骨が発見されるという、荒唐無稽なスタートでありながら、その謎を解きほぐす過程にとても説得力があるからだと思う。

 

 1冊読んだら、そのまま勢いで、続編「ガニメデの優しい巨人」も一気読みし、さらに3部作完結編「巨人たちの星」に進んでしまったのだった。

2012年12月24日 (月)

ホワイトクリスマス

 クリスマスイブということで、家族と過ごす。外は大雪。まぁ、ホワイトクリスマスには違いない。

 午後は、読書三昧。

2012年12月23日 (日)

散歩したあと紀伊国屋で本を買い込んだ

 午前中は好天だったので、自転車で近所を散歩。ユニクロまで足を伸ばす。11月末から行ってきたウエイトコントロールは、それ以前にリバウンドしていた分を取り戻して継続中。

 午後、今度は、徒歩とコミュニティバスで中心商店街へ。大和のJ-PRESSやPOLOなどをウインドウショッピング。ユニクロとの品揃えの違いは歴然。もっとも、価格も全く違ったりするのだが。

 紀伊國屋書店で、この休みの課題図書を購入。硬軟取り混ぜて10冊ばかり。すぐ読む分だけ取りよけて、残りは自宅へ配送してもらった。

2012年12月22日 (土)

冬休み初日は完全オフ

 完全オフ。某所で某打ち合わせ。

 午後は、居眠り。2学期の分をまとめて眠ったような気がする。夜も早々に就寝。おかげで疲れがとれた。

2012年12月21日 (金)

2学期の終業式

 終業式。盛りだくさんだった2学期も終わってみればあっけない。とはいえ、学習発表会、2度の校外学習、学年リレー大会と活動も充実し、教科学習に、福祉をテーマにした総合と、学習内容もとても充実した2学期だった。

 課題は残るが、精いっぱい努力を続けてきた子どもたちをまずは賞賛したいと思う。よく頑張った。

 

 午後は、職員会。学年学級事務。あっという間にに時間が過ぎた。

2012年12月19日 (水)

基礎学力で新出漢字の指導

 昨日の行きがかりで、基礎学力の時間を公開。朝活動の時間と入れ替えて、8:20~8:35まで公開した。思いの外、たくさんの方が参観されて、子どもたちも自分も驚いた。この時期に、みなさん、どうもお疲れ様でした。

 今日の基礎の公開は、新出漢字の指導。以下の流れで行った。

  1. 筆順の確かめ。教師が一度書いてみて確かめた後、指で空書きを3回。1回目は、教師も一緒に空書き。2回目、3回目は、半分ずつ子どもの手の動きを確かめる。

     
  2. 読みの確かめ。音読み、訓読みで呼んだ後、ドリルに書き込む。書き終わった子どもから、漢字を鉛筆でなぞり書き。
      
     
  3. 熟語。教師の例示を全員で読み、ドリルに視写する。座席2列分(教室の4分の1)の子どもは書けたら見せる。熟語の試写が終わったら、筆順をなぞり書きし、さらにドリルの練習マスで練習する。

 

 ここまでで、1字5分弱。この日は、2文字進んだ。

 残った時間で、国語辞典を取り出し、今日練習した熟語から、いくつかを辞書引き。思っていたより時間がかかったのにちょっと焦った。「遠浅」を意識して「とおあさ」と読んだにもかかわらず、「とうあさ」と判断した子どもがかなりいた模様(汗)。

 語彙力をもっともっと身につけなければ、ということで、放課後、4年担任3人で意見の一致を見た。

2012年12月18日 (火)

新出漢字の指導の模擬授業

 2学期最終週。今週もバス通勤することにした。リバウンドしたがっている体を制御するのはけっこう大変。先週の雪もすっかり溶け、そうなるとバスはほぼ定刻運行になる。

 ICカード「えこまいか」を使うと、15%オフになるのだが、導入当初に始まったこのサービスは現在期間延長中で、来年3月いっぱいまで恩恵にあずかれるらしい。

 ニュースでは、Suica、ToicaなどのJR系のICカードと、Pasumo、Pitapaなどの大手私鉄系のカードが、来年3月から統合されると報道していた。国内の鉄道駅の半分をフォローするようになるのだとか。富山では、コンビニ等でSuicaが使えるが、地方私鉄のICカードは、この範疇には入らないようで残念。

 平成26年度に北陸新幹線が開業したときには、JR北陸本線は3セク化するわけで、富山地鉄やライトレールなどとの一体化したICカードが導入されることだろう。それが、Suicaなどの鉄道系ICカード統合の流れに乗ってくれると、便利なことこの上ないのだが。

 

 放課後は、研修会。今学期の基礎基本、学習規律の取り組みの振り返りと、3学期の取り組みの見通し。

 4年生は、今学期は、新出漢字、都道府県名の習得、習熟に力を入れてきた。学習規律では、学年で一貫した指導を行うことに重きを置き、話し方、話合い方の型を示して、グループ学習の中で、すべての子どもが司会を務めたり、発言したりできるように指導を繰り返してきた。

 また、学年で統一したい事柄については、学年集会などの機会を活用して、学年全体で一斉に指導を行い、さらに各学級で細部を詰める、という指導を行ってきた。担任以外の先生から何らかの指導を受けた場合は、その件に関して担任に報告を行うことを義務づけてきた。一方で、学年リレー大会、校外学習などでは、児童の主体的な活動を多く取り入れ、自ら考えて行動する機会も確実に設けるようにしてきた。

 学習規律を意識した、他者に敬意を払いながら統一感を持って行動する生活習慣を身につける一方で、自ら考え、自ら判断して行動する場を設定することによって、自主自律をバランスよく促すよう務める、というのが、指導のねらいだったのが、どこまで定着したかは、今後の彼らの活動によって評価されることだろう。

 

 基礎基本の見直しで、新出漢字の指導が、学級によってテンポを保てていないという指摘が前々からあったので、今日の研修を機会に見直すことになった。とはいえ、ただ話をしても伝わらないということで、新出漢字の指導の模擬授業を自分が行うことに(汗)。

 短時間で、すべての子どもが確実に筆順を確かめ、熟語をいくつか知るために現在行っている指導を提案した。さらに、明日、基礎学力の時間を公開することに(大汗)。

 

 冬休みの課題の準備。終業式前日に配付。冬休みには、総合の課題も1つ提示の予定。

2012年12月16日 (日)

久しぶりに献血

 久しぶりに献血に行ったら、10回目ということで記念品を受け取った。作者プロフィールにそうそうたる経歴が並ぶ手製のガラスの盃。冷や酒を飲んだらおいしそうだった。

 今日も、総合教育技術、教職研修の積ん読本の山を崩す。村上春樹のアメリカ文学翻訳本、ドラッカーのマネジメントも併読。

 衆議院選投票日。政権が変わることになった。

2012年12月15日 (土)

もしドラのマネージャーはすごいと思った土曜日

 朝から軽率な振る舞いをして反省。ちゃんとやって置かなきゃならないことをおろそかにしていると、考える力も落ちていくということか。反省を述べるだけなら簡単なことだから、行動で示さなきゃ。

 というわけで、以前から、休みごとにやろうと思っていながら保留にしていたことをやってみる。車のメンテナンス。灯油購入。シーズンごとに行う靴の手入れ。

 この間、東京駅で買ったドラッカーの「マネジメント」を読み出すも、けっこう難解。「もしドラ」の女子マネージャーは、よく読んだものと感心。

 積ん読状態だった雑誌(総合教育技術、教職研修)の山を崩し始めた。だらだら過ごすのはやめることにした。

2012年12月14日 (金)

バスで通勤して気付いたこと

 降雪がひどかった中、1週間バス通勤してみた。負荷がかかる分、運動量が増えたかも。

 

 2学期の総合的な学習では、「だれもがくらしやすい町に」をテーマに、学習を重ねてきた。自分たちの身の回りは、高齢者や身障者にとって暮らしやすいといえるかどうかを考え、その根拠を体験や調査活動を通して明らかにしてきた。

 「だれもが」というのは、最終的には、自分たち子どもも、ひょっとしたら大人も、最終的にはこの社会で生活しているすべての人に帰結すると思っていて、子どもたちにも、そういう視点を持って欲しいなと思っていた。

 バス通勤していると、最新のバスの中には、さまざまなバリアフリーのための工夫がある。車椅子のためのスペースが用意されているし、

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 優先席は、そのステッカーをよく見ると、高齢者、身障者の他、妊婦さん、けがをした人の絵も見える。立って乗るには大変だと思われる人に座ってもらうためだということがよくわかる。

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 高齢者がどこに座っていても押せるように、至る所に押しボタンがついている。ボタンも大きくて押しやすい。

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 押しボタンがどこにでもあるというのは、実は、高齢者に限らず、老若男女誰にとっても便利だ。

 車内中に、手すりが張り巡らしてあるのや、それらがすべてオレンジ色で目立つようになっているのは、高齢者や身障者よりは、立って乗るすべての人にとって便利な工夫になっている。後ろ席の登り口に危険を知らせているのも同様だ。

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 この辺りを切り口に、「だれもが」とは、誰のことか、考えを深めることが可能になりそうだ。

2012年12月 9日 (日)

突発事の対処能力を試された

 早朝から、ANA、ほくほく線、JR西日本の運行状況をにらみつつ、ホテルをチェックアウト。羽田に着くころには、1便は欠航したと判明。

 JR西日本も小松-金沢間が暴風のため普通列車さえ運休していることから、サンダーバード、しらさぎもアウトと判断。頼みの綱のはくたかは、先行した中山さんからも動きそうと連絡が入ったため、ANAのチケットをキャンセルして、JRのチケットを購入。

 ところが、東京駅に着いてみると、止まる可能性が一番少ないと思っていた上越新幹線が、架線事故のためまさかの休止。情報を集めると、各停新幹線「たにがわ」は走ると判明したので、それに乗って越後湯沢までたどり着き、「はくたか」に乗り継いで、15時頃何とか帰還した。イレギュラーな出来事に対する対応の仕方を試された2日間だった。

 飛行機は、6便中3便が欠航で、2分の1の確率だった。上越新幹線が全休だったら、今日も帰れなかったわけで、とても運がよかったのだと思う。

2012年12月 8日 (土)

糸杉にエネルギーを受けた&44th VHS

 2か月に1度のVHSに参加のため1便で上京。富山の天候は雨で荒れ模様だったが、羽田は見事な青空。

 午前中の時間を利用して、都美術館の「メトロポリタン美術館展」を鑑賞。ゴーギャン、ゴッホ、ミレーなどの有名画家の作品や、ティファニーのガラス製品、古代エジプトの装飾品など、多様な時代の多様な作品が、テーマ別に集めて展示してあった。

 同じテーマであるとはいえ、時代も作品にもバラバラ感があって、やや「何だかなー」という気持ちになったところで、今回の目玉作品であるゴッホの「糸杉」と対面。

 これが、言うに言われぬ強いエネルギーを秘めた傑作であった。見る方向によって見え方が全く違う。他の作品の平板さに比べて、見る物にぐっと迫ってくる。まるで、死角がデフォルメされたような感じがした。

 この作品1点を見るだけでも、今日、この展覧会に来た甲斐があったと思った。そこまで思える作品に出会えることは、なかなかなないと思った。

 

 午後は、天王洲アイルでVHS。今回の学びは、以下の3点。

1 連れて行ってから手放す

 模擬授業は、算数3連発だったが、教えるべき所は教えて、考えるべき所は考える
という思想で授業を組み立て、何を教え、何を考えさせるかのポイントを明確に意識しているという点が、共通していた。
 

 フラッシュ型教材等で既習事項を振り返る、そのときの事項は、本時の関わる公式であったり用語であったりする、本時の学習課題を押さえる、子どもたちができそうだなと思えるように手本を示すなど、スモールステップで授業が構成され、ここまで示したら全員が考えられるというところまで連れて行ってから、「では考えてみましょう」と手放すので、子ども役の先生は、自動的に考えざるを得ない羽目になっていた。

 しかも、教師の投げかけ方が、子どもたちに今までできたことを問いかけるような言葉がけなので、子どもの立場だと、自分で考えていったような気分になれるし、問題が解けたときの達成感が、凄く大きくあった。

 展開(=活動)がシンプルな分だけ、考えるべきことがはっきりするのだと思う。

 この辺りの考え方は、先日拝見した出川小実践にも相通じるところだし、数年前、自校で公開研を行ったときに、活用の授業の考え方として、当時、堀田先生から指導を受けたことでもあった。

 分かることと、実際にそういう授業を構成できるようになることはまた違ったことです。活用=シンプルになおかつ全員が思考する場面のある授業を実践できるよう、これからも意識していきたいと思う。

 

2 犠牲も伴うと覚悟を決める

 学校には実にたくさんの課題や要求があり、それらを全て実践すべく、わたしたちは、日々奮闘している。学校の中で行われていることは、全て、子どものためになる、「やったらいいこと」ばかりだ。でも、今のままさらに「やったらいいこと」が増え続けていったなら、いつか破綻することは必至だと思う。

 となれば、われわれも、何かを方策を求めなければならない取捨選択も一つの方策だし、ICTによる効率化も一つの方策だ。

 習得すべきことはクリアーに教える。思考すべきことはクリアーに考えさせる。そういった授業法の確立も、方法の一つだと思う。

3 全校一貫のその先

 学習の規律は、全校一貫で取り組むことで、その効果を上げ、子どもたちの落ち着いた学習態度を作り出すことが、山室中部小での公開研を皮切りに、山の手南小、出川小での実践でも示されてきた。

 学級単位ではなく、学校全体で決める。決めるだけでなく、確実に実践する。そこが肝であり、一番大変なところでもある。

 ところが、一端実践され始めたことでも、年を経て人事異動が行われると、思想や指導法がなかなか伝わらなくて、ほころびが出始める。
 
 

 それを解決する次のステップは、「市ぐるみ、地域ぐるみ」ということだろう。人事交流の行われる範囲で、共通した学習規律があると、例え人が入れ替わっても、同じ指導を継続することができる。

 藤岡では、学習規律を「題目」ではなく、実際に実践させるための手だてが様々に打たれていました。 

 春日井では、出川小の実践の目的や内容を、教務レベルで共有していると聞いた。初任研として、新採の参観も義務づけられていた。地域で、どのように子どもに力を付けるか、
のビジョンが明確にあるかどうかが、学力に差を付けることになりそうだと思った。

 

 

 VHS終了間際に、高橋先生@富山大より、衝撃の情報がもたらされた。雪のため、JRはサンダーバードもはくたかも全休。飛行機も天候調査中とのことだった。

 最終便を予約していたが、すぐに羽田に向かい、チケットを振替。18時の便で富山に向かうも、上空を旋回したあげく、羽田に舞い戻ってしまった。結局2時間の遊覧飛行。明日2便に振り替えてもらって今夜は泊まることに。

 北海道便、小松便も欠航が相次ぎ、ホテルは、羽田周辺から順にどこも満室だった。仕方なく、どうせ遠くなるならとロイネットホテル横浜公園をおさえ、中華街でアルコール消毒。

2012年12月 7日 (金)

導線以外のものをつないでも電気は流れるか

 3年理科(個人研)を参観。回路に導線以外のものをつないだときに、果たして電気が流れるかを予想し、実験で確かめる授業だった。

 実験を伴う授業では、前時の振り返り、学習課題の提示、実験の手順の説明、予想の検討、予想の共有、実験の実際、結果の共有と、考慮すべき授業の構成要素が多岐にわたる。45分で、思考を伴う活動を取り入れた上で実験を行うには、かなり、授業の展開を洗練させる必要がある。

 本時は、そういう視点が欠けていたためか、残念ながら今ひとつ整理し切れていなかった感があった。子どもたちは、大変素直にまじめに実験に取り組もうとしていた。それだけに、なおさら残念だった。

 

 放課後は、学級事務。ねっと検定のアンケートに実施者3名で回答(遅くなって済みません)。学期末評価も佳境。総合の所見を10件ばかり作成し、宮野Tに提供。

2012年12月 6日 (木)

校内研2本立て

 校内研で特別支援級の国語と5年算数(高学年部会研授業)を参観。どちらも、10分あまりしか参観できなかったのは残念だったが、それでも、かなり考察できる内容だった。

 放課後は高学年部会の協議会にも参加。

 どちらの授業にも共通していたことは、クリアな発問や指示を示すことで、子どもは動く(理解する、思考するなど)ということ。また大事だと感じたことは、その時間のねらいを教師が、具体的なレベルまでクリアに意識しておくことだ。そこにブレがあると、発言や指示も曖昧になって、授業は迷走しかねない。思考するだけでなく試行錯誤することになってしまう。

 

 思考する学習活動においても、すべての子どもが確実に考えられようになるスモールステップがあるが、そこを理解し合うのは、なかなかに難しくも大事なところだ。

2012年12月 5日 (水)

ほぼ日刊4年生の記事

 ここしばらく、学校Webに4年生の記事をできるだけ毎日載せるように心がけている。このブログの記事は、すっかりまばらだが(苦笑)。

 山室中部小のWebページはこちら。

 

 最初のうちは、毎日たくさんの出来事があって、あれも載せたい、これも載せたいと思うのだが、いざ毎日載せようと思うと、だんだん回が重なるに連れて何だか同じ内容ばかりになりそうなのが、少しつらい。

 イレギュラーなイベントはもちろんだが、できる限り、日常の様子を切り取って紹介したいと思うので、そういう瞬間を切り取って見つめられる目を、意識して持つようにしていきたい。

 

 気をつけていることはもう一つある。学年のページである以上、ある学級だけの出来事ではなく、どの学級でも取り組んでいることを記事にするということだ。

 4年生は、3学期終了後学級編成を行うこともあって、学習経験をそろえておくことに心を砕いてきた。学年一貫して、どのような指導を行っているのかを伝えられたらいいなとも思っているのだった。

2012年12月 2日 (日)

春日井市立出川小「学習指導」研究発表会(授業編)

 授業は、45分間1校時の公開だったが、できる限り見て回ることにした。

 最初に感じたことは、学習の規律が大変行き届いていることだった。それも、いくつかのクラスだけではなく、全校が一体となって一貫した指導を行っていることが感じられた。全校が「凛とした雰囲気」に包まれていた。

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 どの学級でも挙手の手はピンと伸びていた。一斉に立ち上がるときも、ほとんど椅子の音がしない。ノートは、板書と一体化していて、学習課題が板書されると、子どもはノートに書くという行為が自動化していた。

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 出川小の研究発表会は、公開研のための特別な授業ではなく、日々積み重ねている日常の実践の公開を目的としていた。習得を中心とした授業、活用を中心とした授業、本時に習得したことをさらに活用する授業の3つに分類して公開されていた。

 

 

《始業前の様子から》

 授業が始まるまでは、低学年では読み聞かせを行っている学級が多かったが、ICTで本を大きく映し出して読んでいるので、どの学級の子どもたちも、大変落ち着いて集中していた。

 残った時間を活用して、フラッシュカードで九九の振り返りを行っていた。ICT一辺倒ではなく、必要なときにはアナログな教材もちゃんと活用する。便利なときには便利な方を使えばよいという構えに、ICTもそれら教具の一部と捉えていることが感じられた。

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《習得する授業の様子から》

 出川小では、習得の授業を、教師主導ですすめ、短時間に効率よく全員が確実にわかる指導を行う授業ととらえていた。

 そのために、ICTを活用し、大きく見せることで学習しようとすることの焦点化を図ったり、教科書を徹底的に分析し、全員が確実にわかるようになるための指導のスモールステップ化を行ったりしていた。

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【3年算数】重さ(習得&活用)

 計るものによってどのはかりを使えばよいかの見通しを持ち、重さを予想した上で、それらのはかりを適切に使って重さを量れるようになることをねらいとした授業だった。

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 本時に量るさまざまなものの提示、どのはかりを使えばよいかの選択の仕方、ばねばかりのめもりの読み方など、前半は教師主導でどんどん教えていた。

 バットを量るのにヘルスメーターを使ってみるなど、違った組み合わせをわざとやってみることで、どの組み合わせがよいのかを考えて選択することが重要だとおさえていた。

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 この学級では、入り口に下のような掲示があり、教室に入る度に、はかりの目盛りを読むようになっていた。こうした環境を作っておくことも、習得することは当たり前、という意識を高める手だての一つだと感じた。

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【4年社会】きょう土を開く(習得)

 4年生担任である自分も、最近まで取り組んできた単元なだけに、高い関心をもって参観した。

 この学習では、郷土に眠る様々な先人の工夫を調べながら、先人の工夫や努力が今のわれわれの生活を支えていることに気付くことがねらいになる。実際のその場所で見学しながら調べられれば、それに越したことはないが、遠方であったり人数が多かったりで、なかなか小回りをきかせて校外学習に出ることは難しい。

 ICTは、こんなときにバーチャルに体験する機会を与えてくれる。

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【5年社会】工業生産と貿易(習得)

 日本では、どのような工業原料を輸入しているかを、教科書のグラフから調べて理解していく学習だった。この学級でも、ノートに記録することを想定した、構造化された板書が工夫されていた。

 板書をそのまま写すことに対して、画一化されすぎているのではないかという批判がある。しかし、板書をそのまま写すことさえできない子どもに、思考を深める活動が主体的に行えるとは、考えづらい。

 もし、書き写せないのが、教師の書く板書が混乱しているせいだとしたら、教師自身の指導を見直した方がよいだろう。視写できるまで鍛えられてないとしたら、適切な指示や説明を受けながらノートの書き方を習得できる段階が必要である。その段階を経て、まだ身につかないとしたら、その子どもに対しては、特別な支援を考える必要がある。

 学習には、教科に関わる内容の学びと、学習方法の学びがある。この学級では、学習方法が身についているからこそ、短時間での習得が可能になっていると感じた。その結果生み出された時間に思考する活動を埋め込むことで、思考力、判断力、表現力を身につけることも可能になると思った。

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 習得の授業では、教師がどのような課題を投げかけるかが、全員が確実に習得する上での肝になると思った。発問・指示が明確であること、そして学習の展開がスモールステップで階層化されて考えられていることが、習得する上で重要だと感じた。

 そのときに、子どもの反応に対して、「その通り」「正解」と教師が求めていた回答であることをあからさまに示して返すよりも、「へぇ、そうなんだ」「みんなそれでいい?」と柔らかく受けとめて「だから、~なんだ」と子どもたちに返しながら次につなげていく声がけの方が、より取得できているように感じた。

 教師が正否を判定するのではなく、子どもが自分自身で正否を判定するような言葉がけを繰り返す。そうすることで、いわゆる一問一答式の授業にならず、教師がすべての子どもとコミュニケーションしながら授業が進むし、子どもたちは、自分の力でわかったような気持ちで習得していける。

 

 出川小では、このような、授業場面に即した教師の言葉がけを整理していた。これは、初任からベテランまで、誰にとっても役立つ大変価値の高い資料だと感じた。

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《習得したことを活用する授業》

 

【2年算数】三角形と四角形(活用)

 教科書に示されたたくさんの図形を三角形と四角形に分類した後、自分でも三角形や四角形を作ってみる学習だった。

 本時は、活用を中心とした学習であったが、その発問や指示がスモールステップ化されていて、全員が確実に活用できる展開が工夫されていた。

 導入では、フラッシュ型教材を活用して、三角形や四角形の定義を確認していた。 

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 板書された学習課題を子どもたちがノートに試写したところで、今度は、一斉指導の中で、「三角形を見つけるために大事なことは何でしょう」と問いかけた。この発問で、子どもたちは、見つけるポイントをキーワードで発言していたが、そのキーワードは、フラッシュ型教材で示された三角形の定義から導き出された。

 子どもの発言と黒板の図解とで、もう一度三角形、四角形の定義を確認してから、ようやく学習課題について考えていた。 

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 「ここまで連れて行ったら全員が考えられる」というところまで連れて行いくことで、全員がすーっと考えることができていた。

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 活用して考えるというと、とかく、自由に何でも考えてよいと思いがちだが、ポイントを絞り「この中で」という縛りのある中で考えた方が、全員が学習のねらいに即して深く考えることができるのだと感じた。

 出川小では、子どもたちがICTを活用して表現する場面も日常化していた。習得したことを確かに活用し、全員が同じ視点で思考を深めているからこそ、互いの考えを共有しあえるのだと思った。

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 子どもたちが作成した三角形を提示して発表した後、最後に教師が、定義に当てはまらない三角形をわざと書いて見せて、どこが当てはまらないのかを確認していた(今日の場合は、辺の一つがフリーハンドの非直線だった)。

 子どもたちが、練習問題にまで取り組んで45分で完結する見事な授業だった。

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【3年理科】じしゃくにつけよう(活用)

 じしゃくにくっつけた2本の釘が、磁石を話してもくっつき合っていることから、釘が磁石になったのかを予想し、調べる方法を考えて説明する学習だった。いきなり実験するのではなく、予想の段階で理科的思考を促すことを意図していた。

 

 導入では、以前の実験から磁石につくものを発表し、さらにフラッシュ型教材で、磁石につくものを確かめた。その後、本時の活用する磁石の性質(鉄につく、同じ極同士は退け合う、など)を確認し、黒板に提示した。

 磁石と釘を使った教師実験をICTで見て、磁石が離れても2本の釘が離れない様子を確かめたのち、子どもたち自身も実験を行い同じ様子を確認した。

 ICTの拡大による演示が行われたので、子どもたちは混乱することなく実験に取り組むことができたようだ。

 この段階で、くぎが磁石になっているかどうかをまず予想したが、なっているか、なっていないかの立場を明確にし、ノートに記述した。理由は、かける子どもだけ書いてもよいと告げていた。

 

 ここまできて、ようやく学習課題「磁石になっているかどうかを調べる方法を考え、説明しよう」が示され、子どもたちは、課題をノートに書いた後、思考活動に入っていった。

 本学級でも、本時の導入で確認した知識を活用したら考えられる段階まで、子どもたちを連れて行ってそこで手放す、という指導の手順が見て取れた。

 見本をもとにノートへの記述の仕方が示されているなど、子どもたちは、細部まで細かく指導を受けているのだが、子どもたちには、「自分たちは、磁石になっているかどうか調べる方法を考えている」意識だけがあり、深く思考する学習が成立していると感じた。

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 この授業の中では、後半に、児童が自分の考えた方法を発表する場面があった。児童の発言に対し、「今ので実験できそう」と返すなど、子どもたちが互いの発言を聞き合うような細かい言葉がけが随所に見られた。

 言葉がけ集には、考える場面での言葉がけも示されていた。学習の中で児童に言葉をかけるときに、どんな場面があるかを整理していることも、大変に価値があると感じた。

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 ひとつひとつは短い言葉であるが、その小さな積み重ねが、最後には大きな違いをもたらす。言葉の小さな違いで、子どもたちが自ら習得したり、自ら考えたりしているという意識をもてるかどうかが左右される。逆を言えば、教師がそういう言葉の違いを明確に意識することで、自ら考える子どもが育つということだろう。

 

 活用の授業では、子どもたちが考えられるように、前時までの内容を振り返り、考え方の方向性を示し、子どもたちが「これなら考えられる」「もうすぐに考えたい」と思えたところで手を放す、という手法が随所で見られた。

 また、活用の授業であっても、その手順は明確にスモールステップ化されていた。自由に考えるのではなく、「このことを考える」と明確に示されているからこそ、子どもたちは学習のねらいに即して考えを深めていた。

 「全員を連れて行って、手を放す」という感覚を教師自身がもてるかによって、活用の授業が成立するか否かは決まるのだと感じた。

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【学習規律の指導】

 出川小では、全校が一体となって、学習規律、学習スキルの指導を行っていた。学年ごとに指導内容が系統化され、明示されていることが素晴らしいと思った。

 

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 教室内には、声のもの差し、発表の仕方が明示されていた。

 学習を効率よく合理的に進められるように、机の上のノートと教科書の位置が書きやすく見やすいように決められていた。ペンケースの中身は鉛筆5本、赤青鉛筆1本、消しゴム、ミニ定規と決められており、どの児童に対しても指導が行き届いていた。

 鉛筆を正しく持っている子どもも多く見られたように思う。

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 板書に統一感があるのも印象的だった。日付を書いたら子どもたちも書く、系統的・体系的で見やすい板書を行うなど、板書のルールが教師全員で共有されていた。

 毎時間使うだろうノート指導のポイントを、写真のように日常的に掲示できるようにして、子どもたちに整理されたノートづくりを意識づけていた。

 線を引くときには、教師ももの差しを使うなど、かつて山室中部小でも大切にしていたことが、出川小では、確実に実践されていた。

 

 

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 学習規律、学習スキルを全校で統一することによって、子どもたちは、学年が変わっても学級が変わっても、混乱することなく一貫した指導を受けることができる。年度が改まっても、すぐに日々の活動に入ることができる。

 最近、学習規律を大事にし、学校で統一した内容を決める学校が増えてきているが、決めることよりも、それを本当に全校で統一して取り組むことは、実はかなり難しい。

 お題目にならず、実際に本当に学習規律の一貫した指導を行うことができれば、その一体感が学校に落ち着きを生み出し、学習態度もまた落ち着くのだ。そのことは、かつての山室中部小公開研でも示すことができたし、今回、出川小公開研を参観して、さらにその思いを強くした。

 「決めること」よりも「本当に実践すること」の方がより重要だ、ということだ。

 

 

 出川小では、かつて公開研を行ったときの山室中部小が「1年後にあるべきだった姿」を見ることができたように思う。出川小のエッセンスを取り入れることで、今からでも、その姿に近づけるように、職場に働きかけていきたい、と思ったのだった。

春日井市立出川小「学習指導」研究発表会(オリエンテーション)

 平成24年11月21日(水)、春日井市立出川小学校で開催された「学習指導」研究発表会に参加した。出川小は開校6年目。周辺に、集合住宅や新興住宅地を抱え、各学年4学級ほどの、かなり大規模な学校だった。

 

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 この公開研は、この周辺を管轄する教育事務所の指定を受け、「学習指導」の具体化、つまり、「子どもに学力を付けるためには教師がどのように指導したらよいのか」についての研究を進めてきた成果を発表する会であった。昨年度より、堀田龍也先生が指導に入って1年と半年余り、研究も先生方の構えも大きく変化したことが伺える公開研究会だった。

 

 会場には、管内の学校を中心に約500名の参加者があった。初任研を兼ねており、そのうち約200名ほどは新採教員だったようだ。

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 初任研を兼ねているということは、「経験の浅い教員に授業力を技術として身に付けさせる」というビジョンの表れだと思う。根拠のない自信ばかりが先走りがちな年代に、地に足 の着いた指導法を身に付けさせることは、とても重要だと思った。

 

 体育館の後ろのテーブルには、お茶が山積みしてあり、参加者を心よりもてなしたいという、心づかいを感じた。堀田先生によれば、お茶を並べて「出川小」の文字にしてあったとか。そこまでは気付かなかったが、そこを後の講演でさらっと紹介する堀田先生の気配りの細やかさにも、さらに感嘆するばかり。

 

 体育館の後ろには、これまでの取り組みがパネルにした展示もあった。学習規律、学習スキルなど、出川小が全校一体となって指導している内容が、具体化、系統化している様子を、見て取ることができた。

 

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 授業に先立って、研究内容の紹介が行われた。

 出川小の研究のキーワードの一つ目は、知識・技能の確実な習得と、習得した知識・技能の活用。習得なくして活用なしを合言葉に、45分1校時の授業の中で確実に習得したり、充実した活用を行ったりするための指導法を明らかにしていた。

 中には、45分の中で、前半に知識・技能を習得し、後半でその知識・技能を活用する授業も構想されており、3学級は、そういうタイプの公開だった。

 

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 研究のキーワードの2つめは、「伝え合う活動」「学び合う活動」を授業の中に取り入れることであった。

 「伝え合う活動」とは、主に自分の考えを周りに説明したり表現したりする活動、「学び合う活動」とは、主に複数のグループ等で考えを導いたり、まとめたり、表現したりする活動のことと定義づけられていた。

 

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 ここでの「伝え合う」「学び合う」は、単に話し合っていればよいとか、関わっていればよい、ということではない。学習のねらいに沿って、教師の投げかける課題に即して考え合い、伝え合うことによって、学級内のすべての児童に思考が促され、本時のねらいが達成される活動を指す。

 そして、児童が思考するためには、その基盤となる知識・技能が必要であると考えている。思考する活動を行えば、あとから、知識・技能がついてくるという考え方もあるが、そのそもそもの思考を行うためには、やっぱり何らかの知識や技能が必要だと考えている。

 

 そういった最もベースとなる知識や技能は、しっかりと習得した上で、それらを活用する授業を行うという考え方は、自分の勤務校である山室中部小が平成21年度の公開研究会以来、面々と受け継いできた考え方に一致する。

 習得なくして活用なし、という言葉が、この後も何度か聞かれたが、まさにその通りだと思った。

 

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