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学校研究

2012年12月19日 (水)

基礎学力で新出漢字の指導

 昨日の行きがかりで、基礎学力の時間を公開。朝活動の時間と入れ替えて、8:20~8:35まで公開した。思いの外、たくさんの方が参観されて、子どもたちも自分も驚いた。この時期に、みなさん、どうもお疲れ様でした。

 今日の基礎の公開は、新出漢字の指導。以下の流れで行った。

  1. 筆順の確かめ。教師が一度書いてみて確かめた後、指で空書きを3回。1回目は、教師も一緒に空書き。2回目、3回目は、半分ずつ子どもの手の動きを確かめる。

     
  2. 読みの確かめ。音読み、訓読みで呼んだ後、ドリルに書き込む。書き終わった子どもから、漢字を鉛筆でなぞり書き。
      
     
  3. 熟語。教師の例示を全員で読み、ドリルに視写する。座席2列分(教室の4分の1)の子どもは書けたら見せる。熟語の試写が終わったら、筆順をなぞり書きし、さらにドリルの練習マスで練習する。

 

 ここまでで、1字5分弱。この日は、2文字進んだ。

 残った時間で、国語辞典を取り出し、今日練習した熟語から、いくつかを辞書引き。思っていたより時間がかかったのにちょっと焦った。「遠浅」を意識して「とおあさ」と読んだにもかかわらず、「とうあさ」と判断した子どもがかなりいた模様(汗)。

 語彙力をもっともっと身につけなければ、ということで、放課後、4年担任3人で意見の一致を見た。

2012年12月18日 (火)

新出漢字の指導の模擬授業

 2学期最終週。今週もバス通勤することにした。リバウンドしたがっている体を制御するのはけっこう大変。先週の雪もすっかり溶け、そうなるとバスはほぼ定刻運行になる。

 ICカード「えこまいか」を使うと、15%オフになるのだが、導入当初に始まったこのサービスは現在期間延長中で、来年3月いっぱいまで恩恵にあずかれるらしい。

 ニュースでは、Suica、ToicaなどのJR系のICカードと、Pasumo、Pitapaなどの大手私鉄系のカードが、来年3月から統合されると報道していた。国内の鉄道駅の半分をフォローするようになるのだとか。富山では、コンビニ等でSuicaが使えるが、地方私鉄のICカードは、この範疇には入らないようで残念。

 平成26年度に北陸新幹線が開業したときには、JR北陸本線は3セク化するわけで、富山地鉄やライトレールなどとの一体化したICカードが導入されることだろう。それが、Suicaなどの鉄道系ICカード統合の流れに乗ってくれると、便利なことこの上ないのだが。

 

 放課後は、研修会。今学期の基礎基本、学習規律の取り組みの振り返りと、3学期の取り組みの見通し。

 4年生は、今学期は、新出漢字、都道府県名の習得、習熟に力を入れてきた。学習規律では、学年で一貫した指導を行うことに重きを置き、話し方、話合い方の型を示して、グループ学習の中で、すべての子どもが司会を務めたり、発言したりできるように指導を繰り返してきた。

 また、学年で統一したい事柄については、学年集会などの機会を活用して、学年全体で一斉に指導を行い、さらに各学級で細部を詰める、という指導を行ってきた。担任以外の先生から何らかの指導を受けた場合は、その件に関して担任に報告を行うことを義務づけてきた。一方で、学年リレー大会、校外学習などでは、児童の主体的な活動を多く取り入れ、自ら考えて行動する機会も確実に設けるようにしてきた。

 学習規律を意識した、他者に敬意を払いながら統一感を持って行動する生活習慣を身につける一方で、自ら考え、自ら判断して行動する場を設定することによって、自主自律をバランスよく促すよう務める、というのが、指導のねらいだったのが、どこまで定着したかは、今後の彼らの活動によって評価されることだろう。

 

 基礎基本の見直しで、新出漢字の指導が、学級によってテンポを保てていないという指摘が前々からあったので、今日の研修を機会に見直すことになった。とはいえ、ただ話をしても伝わらないということで、新出漢字の指導の模擬授業を自分が行うことに(汗)。

 短時間で、すべての子どもが確実に筆順を確かめ、熟語をいくつか知るために現在行っている指導を提案した。さらに、明日、基礎学力の時間を公開することに(大汗)。

 

 冬休みの課題の準備。終業式前日に配付。冬休みには、総合の課題も1つ提示の予定。

2012年12月 7日 (金)

導線以外のものをつないでも電気は流れるか

 3年理科(個人研)を参観。回路に導線以外のものをつないだときに、果たして電気が流れるかを予想し、実験で確かめる授業だった。

 実験を伴う授業では、前時の振り返り、学習課題の提示、実験の手順の説明、予想の検討、予想の共有、実験の実際、結果の共有と、考慮すべき授業の構成要素が多岐にわたる。45分で、思考を伴う活動を取り入れた上で実験を行うには、かなり、授業の展開を洗練させる必要がある。

 本時は、そういう視点が欠けていたためか、残念ながら今ひとつ整理し切れていなかった感があった。子どもたちは、大変素直にまじめに実験に取り組もうとしていた。それだけに、なおさら残念だった。

 

 放課後は、学級事務。ねっと検定のアンケートに実施者3名で回答(遅くなって済みません)。学期末評価も佳境。総合の所見を10件ばかり作成し、宮野Tに提供。

2012年12月 6日 (木)

校内研2本立て

 校内研で特別支援級の国語と5年算数(高学年部会研授業)を参観。どちらも、10分あまりしか参観できなかったのは残念だったが、それでも、かなり考察できる内容だった。

 放課後は高学年部会の協議会にも参加。

 どちらの授業にも共通していたことは、クリアな発問や指示を示すことで、子どもは動く(理解する、思考するなど)ということ。また大事だと感じたことは、その時間のねらいを教師が、具体的なレベルまでクリアに意識しておくことだ。そこにブレがあると、発言や指示も曖昧になって、授業は迷走しかねない。思考するだけでなく試行錯誤することになってしまう。

 

 思考する学習活動においても、すべての子どもが確実に考えられようになるスモールステップがあるが、そこを理解し合うのは、なかなかに難しくも大事なところだ。

2012年12月 2日 (日)

春日井市立出川小「学習指導」研究発表会(授業編)

 授業は、45分間1校時の公開だったが、できる限り見て回ることにした。

 最初に感じたことは、学習の規律が大変行き届いていることだった。それも、いくつかのクラスだけではなく、全校が一体となって一貫した指導を行っていることが感じられた。全校が「凛とした雰囲気」に包まれていた。

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 どの学級でも挙手の手はピンと伸びていた。一斉に立ち上がるときも、ほとんど椅子の音がしない。ノートは、板書と一体化していて、学習課題が板書されると、子どもはノートに書くという行為が自動化していた。

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 出川小の研究発表会は、公開研のための特別な授業ではなく、日々積み重ねている日常の実践の公開を目的としていた。習得を中心とした授業、活用を中心とした授業、本時に習得したことをさらに活用する授業の3つに分類して公開されていた。

 

 

《始業前の様子から》

 授業が始まるまでは、低学年では読み聞かせを行っている学級が多かったが、ICTで本を大きく映し出して読んでいるので、どの学級の子どもたちも、大変落ち着いて集中していた。

 残った時間を活用して、フラッシュカードで九九の振り返りを行っていた。ICT一辺倒ではなく、必要なときにはアナログな教材もちゃんと活用する。便利なときには便利な方を使えばよいという構えに、ICTもそれら教具の一部と捉えていることが感じられた。

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《習得する授業の様子から》

 出川小では、習得の授業を、教師主導ですすめ、短時間に効率よく全員が確実にわかる指導を行う授業ととらえていた。

 そのために、ICTを活用し、大きく見せることで学習しようとすることの焦点化を図ったり、教科書を徹底的に分析し、全員が確実にわかるようになるための指導のスモールステップ化を行ったりしていた。

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【3年算数】重さ(習得&活用)

 計るものによってどのはかりを使えばよいかの見通しを持ち、重さを予想した上で、それらのはかりを適切に使って重さを量れるようになることをねらいとした授業だった。

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 本時に量るさまざまなものの提示、どのはかりを使えばよいかの選択の仕方、ばねばかりのめもりの読み方など、前半は教師主導でどんどん教えていた。

 バットを量るのにヘルスメーターを使ってみるなど、違った組み合わせをわざとやってみることで、どの組み合わせがよいのかを考えて選択することが重要だとおさえていた。

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 この学級では、入り口に下のような掲示があり、教室に入る度に、はかりの目盛りを読むようになっていた。こうした環境を作っておくことも、習得することは当たり前、という意識を高める手だての一つだと感じた。

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【4年社会】きょう土を開く(習得)

 4年生担任である自分も、最近まで取り組んできた単元なだけに、高い関心をもって参観した。

 この学習では、郷土に眠る様々な先人の工夫を調べながら、先人の工夫や努力が今のわれわれの生活を支えていることに気付くことがねらいになる。実際のその場所で見学しながら調べられれば、それに越したことはないが、遠方であったり人数が多かったりで、なかなか小回りをきかせて校外学習に出ることは難しい。

 ICTは、こんなときにバーチャルに体験する機会を与えてくれる。

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【5年社会】工業生産と貿易(習得)

 日本では、どのような工業原料を輸入しているかを、教科書のグラフから調べて理解していく学習だった。この学級でも、ノートに記録することを想定した、構造化された板書が工夫されていた。

 板書をそのまま写すことに対して、画一化されすぎているのではないかという批判がある。しかし、板書をそのまま写すことさえできない子どもに、思考を深める活動が主体的に行えるとは、考えづらい。

 もし、書き写せないのが、教師の書く板書が混乱しているせいだとしたら、教師自身の指導を見直した方がよいだろう。視写できるまで鍛えられてないとしたら、適切な指示や説明を受けながらノートの書き方を習得できる段階が必要である。その段階を経て、まだ身につかないとしたら、その子どもに対しては、特別な支援を考える必要がある。

 学習には、教科に関わる内容の学びと、学習方法の学びがある。この学級では、学習方法が身についているからこそ、短時間での習得が可能になっていると感じた。その結果生み出された時間に思考する活動を埋め込むことで、思考力、判断力、表現力を身につけることも可能になると思った。

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 習得の授業では、教師がどのような課題を投げかけるかが、全員が確実に習得する上での肝になると思った。発問・指示が明確であること、そして学習の展開がスモールステップで階層化されて考えられていることが、習得する上で重要だと感じた。

 そのときに、子どもの反応に対して、「その通り」「正解」と教師が求めていた回答であることをあからさまに示して返すよりも、「へぇ、そうなんだ」「みんなそれでいい?」と柔らかく受けとめて「だから、~なんだ」と子どもたちに返しながら次につなげていく声がけの方が、より取得できているように感じた。

 教師が正否を判定するのではなく、子どもが自分自身で正否を判定するような言葉がけを繰り返す。そうすることで、いわゆる一問一答式の授業にならず、教師がすべての子どもとコミュニケーションしながら授業が進むし、子どもたちは、自分の力でわかったような気持ちで習得していける。

 

 出川小では、このような、授業場面に即した教師の言葉がけを整理していた。これは、初任からベテランまで、誰にとっても役立つ大変価値の高い資料だと感じた。

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《習得したことを活用する授業》

 

【2年算数】三角形と四角形(活用)

 教科書に示されたたくさんの図形を三角形と四角形に分類した後、自分でも三角形や四角形を作ってみる学習だった。

 本時は、活用を中心とした学習であったが、その発問や指示がスモールステップ化されていて、全員が確実に活用できる展開が工夫されていた。

 導入では、フラッシュ型教材を活用して、三角形や四角形の定義を確認していた。 

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 板書された学習課題を子どもたちがノートに試写したところで、今度は、一斉指導の中で、「三角形を見つけるために大事なことは何でしょう」と問いかけた。この発問で、子どもたちは、見つけるポイントをキーワードで発言していたが、そのキーワードは、フラッシュ型教材で示された三角形の定義から導き出された。

 子どもの発言と黒板の図解とで、もう一度三角形、四角形の定義を確認してから、ようやく学習課題について考えていた。 

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 「ここまで連れて行ったら全員が考えられる」というところまで連れて行いくことで、全員がすーっと考えることができていた。

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 活用して考えるというと、とかく、自由に何でも考えてよいと思いがちだが、ポイントを絞り「この中で」という縛りのある中で考えた方が、全員が学習のねらいに即して深く考えることができるのだと感じた。

 出川小では、子どもたちがICTを活用して表現する場面も日常化していた。習得したことを確かに活用し、全員が同じ視点で思考を深めているからこそ、互いの考えを共有しあえるのだと思った。

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 子どもたちが作成した三角形を提示して発表した後、最後に教師が、定義に当てはまらない三角形をわざと書いて見せて、どこが当てはまらないのかを確認していた(今日の場合は、辺の一つがフリーハンドの非直線だった)。

 子どもたちが、練習問題にまで取り組んで45分で完結する見事な授業だった。

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【3年理科】じしゃくにつけよう(活用)

 じしゃくにくっつけた2本の釘が、磁石を話してもくっつき合っていることから、釘が磁石になったのかを予想し、調べる方法を考えて説明する学習だった。いきなり実験するのではなく、予想の段階で理科的思考を促すことを意図していた。

 

 導入では、以前の実験から磁石につくものを発表し、さらにフラッシュ型教材で、磁石につくものを確かめた。その後、本時の活用する磁石の性質(鉄につく、同じ極同士は退け合う、など)を確認し、黒板に提示した。

 磁石と釘を使った教師実験をICTで見て、磁石が離れても2本の釘が離れない様子を確かめたのち、子どもたち自身も実験を行い同じ様子を確認した。

 ICTの拡大による演示が行われたので、子どもたちは混乱することなく実験に取り組むことができたようだ。

 この段階で、くぎが磁石になっているかどうかをまず予想したが、なっているか、なっていないかの立場を明確にし、ノートに記述した。理由は、かける子どもだけ書いてもよいと告げていた。

 

 ここまできて、ようやく学習課題「磁石になっているかどうかを調べる方法を考え、説明しよう」が示され、子どもたちは、課題をノートに書いた後、思考活動に入っていった。

 本学級でも、本時の導入で確認した知識を活用したら考えられる段階まで、子どもたちを連れて行ってそこで手放す、という指導の手順が見て取れた。

 見本をもとにノートへの記述の仕方が示されているなど、子どもたちは、細部まで細かく指導を受けているのだが、子どもたちには、「自分たちは、磁石になっているかどうか調べる方法を考えている」意識だけがあり、深く思考する学習が成立していると感じた。

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 この授業の中では、後半に、児童が自分の考えた方法を発表する場面があった。児童の発言に対し、「今ので実験できそう」と返すなど、子どもたちが互いの発言を聞き合うような細かい言葉がけが随所に見られた。

 言葉がけ集には、考える場面での言葉がけも示されていた。学習の中で児童に言葉をかけるときに、どんな場面があるかを整理していることも、大変に価値があると感じた。

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 ひとつひとつは短い言葉であるが、その小さな積み重ねが、最後には大きな違いをもたらす。言葉の小さな違いで、子どもたちが自ら習得したり、自ら考えたりしているという意識をもてるかどうかが左右される。逆を言えば、教師がそういう言葉の違いを明確に意識することで、自ら考える子どもが育つということだろう。

 

 活用の授業では、子どもたちが考えられるように、前時までの内容を振り返り、考え方の方向性を示し、子どもたちが「これなら考えられる」「もうすぐに考えたい」と思えたところで手を放す、という手法が随所で見られた。

 また、活用の授業であっても、その手順は明確にスモールステップ化されていた。自由に考えるのではなく、「このことを考える」と明確に示されているからこそ、子どもたちは学習のねらいに即して考えを深めていた。

 「全員を連れて行って、手を放す」という感覚を教師自身がもてるかによって、活用の授業が成立するか否かは決まるのだと感じた。

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【学習規律の指導】

 出川小では、全校が一体となって、学習規律、学習スキルの指導を行っていた。学年ごとに指導内容が系統化され、明示されていることが素晴らしいと思った。

 

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 教室内には、声のもの差し、発表の仕方が明示されていた。

 学習を効率よく合理的に進められるように、机の上のノートと教科書の位置が書きやすく見やすいように決められていた。ペンケースの中身は鉛筆5本、赤青鉛筆1本、消しゴム、ミニ定規と決められており、どの児童に対しても指導が行き届いていた。

 鉛筆を正しく持っている子どもも多く見られたように思う。

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 板書に統一感があるのも印象的だった。日付を書いたら子どもたちも書く、系統的・体系的で見やすい板書を行うなど、板書のルールが教師全員で共有されていた。

 毎時間使うだろうノート指導のポイントを、写真のように日常的に掲示できるようにして、子どもたちに整理されたノートづくりを意識づけていた。

 線を引くときには、教師ももの差しを使うなど、かつて山室中部小でも大切にしていたことが、出川小では、確実に実践されていた。

 

 

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 学習規律、学習スキルを全校で統一することによって、子どもたちは、学年が変わっても学級が変わっても、混乱することなく一貫した指導を受けることができる。年度が改まっても、すぐに日々の活動に入ることができる。

 最近、学習規律を大事にし、学校で統一した内容を決める学校が増えてきているが、決めることよりも、それを本当に全校で統一して取り組むことは、実はかなり難しい。

 お題目にならず、実際に本当に学習規律の一貫した指導を行うことができれば、その一体感が学校に落ち着きを生み出し、学習態度もまた落ち着くのだ。そのことは、かつての山室中部小公開研でも示すことができたし、今回、出川小公開研を参観して、さらにその思いを強くした。

 「決めること」よりも「本当に実践すること」の方がより重要だ、ということだ。

 

 

 出川小では、かつて公開研を行ったときの山室中部小が「1年後にあるべきだった姿」を見ることができたように思う。出川小のエッセンスを取り入れることで、今からでも、その姿に近づけるように、職場に働きかけていきたい、と思ったのだった。

春日井市立出川小「学習指導」研究発表会(オリエンテーション)

 平成24年11月21日(水)、春日井市立出川小学校で開催された「学習指導」研究発表会に参加した。出川小は開校6年目。周辺に、集合住宅や新興住宅地を抱え、各学年4学級ほどの、かなり大規模な学校だった。

 

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 この公開研は、この周辺を管轄する教育事務所の指定を受け、「学習指導」の具体化、つまり、「子どもに学力を付けるためには教師がどのように指導したらよいのか」についての研究を進めてきた成果を発表する会であった。昨年度より、堀田龍也先生が指導に入って1年と半年余り、研究も先生方の構えも大きく変化したことが伺える公開研究会だった。

 

 会場には、管内の学校を中心に約500名の参加者があった。初任研を兼ねており、そのうち約200名ほどは新採教員だったようだ。

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 初任研を兼ねているということは、「経験の浅い教員に授業力を技術として身に付けさせる」というビジョンの表れだと思う。根拠のない自信ばかりが先走りがちな年代に、地に足 の着いた指導法を身に付けさせることは、とても重要だと思った。

 

 体育館の後ろのテーブルには、お茶が山積みしてあり、参加者を心よりもてなしたいという、心づかいを感じた。堀田先生によれば、お茶を並べて「出川小」の文字にしてあったとか。そこまでは気付かなかったが、そこを後の講演でさらっと紹介する堀田先生の気配りの細やかさにも、さらに感嘆するばかり。

 

 体育館の後ろには、これまでの取り組みがパネルにした展示もあった。学習規律、学習スキルなど、出川小が全校一体となって指導している内容が、具体化、系統化している様子を、見て取ることができた。

 

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 授業に先立って、研究内容の紹介が行われた。

 出川小の研究のキーワードの一つ目は、知識・技能の確実な習得と、習得した知識・技能の活用。習得なくして活用なしを合言葉に、45分1校時の授業の中で確実に習得したり、充実した活用を行ったりするための指導法を明らかにしていた。

 中には、45分の中で、前半に知識・技能を習得し、後半でその知識・技能を活用する授業も構想されており、3学級は、そういうタイプの公開だった。

 

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 研究のキーワードの2つめは、「伝え合う活動」「学び合う活動」を授業の中に取り入れることであった。

 「伝え合う活動」とは、主に自分の考えを周りに説明したり表現したりする活動、「学び合う活動」とは、主に複数のグループ等で考えを導いたり、まとめたり、表現したりする活動のことと定義づけられていた。

 

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 ここでの「伝え合う」「学び合う」は、単に話し合っていればよいとか、関わっていればよい、ということではない。学習のねらいに沿って、教師の投げかける課題に即して考え合い、伝え合うことによって、学級内のすべての児童に思考が促され、本時のねらいが達成される活動を指す。

 そして、児童が思考するためには、その基盤となる知識・技能が必要であると考えている。思考する活動を行えば、あとから、知識・技能がついてくるという考え方もあるが、そのそもそもの思考を行うためには、やっぱり何らかの知識や技能が必要だと考えている。

 

 そういった最もベースとなる知識や技能は、しっかりと習得した上で、それらを活用する授業を行うという考え方は、自分の勤務校である山室中部小が平成21年度の公開研究会以来、面々と受け継いできた考え方に一致する。

 習得なくして活用なし、という言葉が、この後も何度か聞かれたが、まさにその通りだと思った。

 

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2012年10月26日 (金)

学校視察と10月富山情報研

 9:20~、某県某校より学校視察があるということだったので、自分は、2限目に出張授業を入れて時間を確保。来校時間に合わせて2学級に基礎学力の時間の実践公開をセッティングしてあった。

 ところが、時間になっても現れず。結局15分遅刻して来校された。本日は、午後から就学時検診があることもあって、特別校時で学校が動いていたため、15分の遅刻は致命的で、校時に従って授業を進めてもらったので、予定していた公開はなし。

 とはいえ、百聞は一見に如かずなので、本校における基礎学力の第一人者・中井Tに急遽頼んで、5分間だけ基礎学力を公開していただいた。その後、本校の研究のうち、ICT活用による学習規律の指導、習得を中心としたわかる授業のためのICT活用について解説。約50分で来校は終了した。(別の学校を回る予定にしていたらしい。)

 時間つぶしの来校だとは思わないが、相手がそのために準備をしているのだということに気付かないまま学校訪問しているのだとしたら、それは、とても「痛い」ことだ。

 

 学級の子どもたちは、3限で授業を終え、12:20には下校。その後は、来年度本校に入学してくる子どもたちの、就学時健康診断。全体的に落ち着いた子どもが多く、一安心。

 終了後は、就学指導委員会の後、学年・学級事務。校外学習の日程確認と調整。いろいろと迷走したため、お膳立てしてくれている田島Tには、申し訳ないことをした。

 

 19:00~、富山情報研。教育工学協議会金沢大会で発表する、宮崎さん、此川さんのプレゼンを検討。ブラッシュアップのために忌憚のない意見が出るが、だれもが、よりよい発表になるように考えての発言。真摯に取り組む二人には頭が下がるばかり。

 河合さんの英語フラッシュは、日本人でもRの発音ができるようになる(できた気持ちになる?)優れ物。そうだったのかと一同納得した。

 高橋先生のフィンランドレポート。フィンランドメソッドが、思考力は判断力を養うとしたら、どの部分をメソッドとして取り上げるかが鍵になると思った。さらにその鍵は、課題の選び方、提示の仕方に絞られるのではないかというのが、今の時点での予想。

 話に出てきたOECDの報告本に興味津々。PISAの結果から、外国人が見た日本の教育のよさをレポートしている。

 富山大に赴任してきた長谷川先生にお会いできたのがうれしかった。

2012年9月30日 (日)

社会科の指導案を書いた

 朝から、明日の小教研の対応メール。台風が近づいている中、職場へ。今日中に富山を抜けそうなので、明日は、通常通りとなったが、各地では猛威をふるっている様子。影響を受けた皆さんが心配。

 その後、職場へ出勤。懸案だった指導案(社会科「ごみ」の学習)を作成。一つはとりあえず完成して起案。人の指導案を読むといろいろ見えるのだが、自分のだと、なかなかどうして見抜くことができない。

 4日の宮野小訪問研修会の準備。

 

 14:30頃帰宅。中学校の部活公開でブラスの演奏会が予定されていたが、こちらは、台風が近づいているために中止に(残念)。

 REGAL WEEKが今日までだったのを思い出し、ローファーを買い換えに行ったが、サイズ切れで取り寄せになってしまった。今履いているローファーは、体重減で足も小さくなったためかかなりぶかぶか。靴裏も張り替えが必要なほど減ってきたので、買い換えたかったのだが、3週間待ちとなった。ノベルティはもらえるのかな?

2012年9月14日 (金)

基礎学力と4年国語授業の参観

 本日も基礎学力公開日だったが、自分は昨日公開したので、今日は参観。各学年の1組の先生方の基礎学力を見て回った。どの教室も、「型」がはっきりしているので、子どもたちは、安心して集中して取り組んでいた。

 さまざまな指導のパターンの中から、自分の型を決めて、ある程度定番化することが、基礎学力の時間には、重要だと思った。

 

 4限は、宮野級の公開授業。国語科で、調べてきた情報の分類、整理を行う時間だった。現行の指導要領では大変重視されている内容だが、これまで、実践研究にかかったことの少ない領域を、あえて公開された宮野Tのチャレンジ精神に敬服。

 今日は、避難訓練、自動車文庫、学年音楽練習。放課後は、起案されていた指導案を次々と送った。総合のゲストティーチャーと、電話で連絡を取り、来週の内容を確認した。盛りだくさんな一日だった。

 

2012年9月13日 (木)

基礎学力の時間を公開した

 朝は、基礎学力の公開。本来ならば、1組は明日金曜日でだったが、3組に読み聞かせの予定が入っていたので、急遽、朝活動に公開することに。

 

 内容は、

  1.  フラッシュ型教材で、形容詞の漢字の読み。ボディパーカッションの予習も兼ねて表さん作のリズム打ち。
     
  2.  漢字練習ドリルを活用して新出漢字2文字。筆順の空書き、読みの記入、鉛筆でなぞり書き、熟語の音読、試写といった展開。
     
     指定された座席の児童(学級の4分の1)は、試写ができたたら、見せに来るので、正しく書けているかチェック。残りの児童は、筆順をなぞった上に、練習欄に練習。

 

 首を傾げて書いているいる(まっすぐ見ていない)児童が気になること、熟語の読みの際に自分の体でスクリーンが死角になる子どもが3名ほどいること、2回折れのある画の一斉での唱え方など、修正すべき点の指摘を受けた。

 やはり、こうして点検し合うことは大事だと思った。

 

 国語、社会&避難訓練、算数、体育、総合、理科な一日。

 

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